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美人多いこわい

お久しぶりです。

短めですが、お話を投稿。サブタイトルは本編とあまり関係ないです


 久遠達と別れてからどのくらい経ったんだろうか。

 なんとか長屋の屋根の上を走ったり、障害物を綺麗に交わしながら走っていたら気がついたら振り切っていた。

 この時代はでかい建物が少ない上に、消火用の桶やらのお陰で難なく振りきれた。なるべく目的地が近くなるように逃げていたので、二条館にはそんなに時間をかけること無く無事に到着した。

 早く到着したと言っても久遠達と別れてから結構な時間が経っているので、久遠達は中に居るのだろう。


 そして、二条館を見てつい思い浮かんだ言葉を発してしまう。


「ボロいな」


 とてもじゃないが将軍がすんでるとは思えないほどボロいが、結構な大きさを持っている。修復が出来ないくらい資金がないのかねぇ……。

 あとは……。


「それ以上近づいたら殴るぞ」

「おや?これは失礼を」


 声をかければ、背後から女性の声が返ってくる。この屋敷についた数分前からずっと俺のそばに居たクセに何を言ってるんだ。

 それに屋敷から100メートル離れた地点から随分と視線を感じている。

 多分、さっきの雑賀とかその辺の人間が俺を狙っているのだろう。


「気が付かないわけ無いだろ。それに遠くからも視線を感じる」

「そちらにも気づかれてましたか。これはこれは」

「……お偉いさんがあんな風に外に出ていいのか?」

「おや、なんのことでしょう?」


 後ろに居る女性はとぼけているが、数時間前に出会った女性は……将軍だ。出会った最初は思い出せなかったが、彼女が近くに来て思い出した。

 確か、久遠から将軍について気になって聞いた見たが、かなりの腕前を持っている人物というのは聞いた。あの立ち振舞とこの先程から感じている視線でなんとなく察しは出来る。思い出した一番の要因は彼女にある。


「匂いだ。お前さんから先ほどの女性と同じ香りがする」

「匂い……などしませぬが?」

「多分他の人間じゃ匂いはわからん。俺は昔から鼻が良くてな」

「野蛮な涼平どのらしいですな」

「やかましい……で、ココに居るってことは俺でも探しにきたのか?」


 ココで初めて俺は後ろに居た女性と視線を合わせる。今にも服から零れ落ちそうな胸と妙に露出が多い服装。

 なんとなくだが、彼女の服装からは呉の奴らを連想させる位の服。どの辺が連想させるかはへそである。へそが出てる。

 寒くねぇのかな、真冬とか……これは向こうで常に思っていることでもある。夏ならまだしも寒い時期にへそ出すのはマズイと思う。


「ええ。公方様より風雲が来たら通せと……屋敷で涼平どのに面識があるのは私だけですからなぁ」

「そうだな……まあ、何より久しぶりだ。一年ぶりか?」

「正確には一年と二ヶ月ぶりですなぁ」


 口元に手を添えながら笑みを浮かべている目の前に居る奴は細川幽藤孝。一年前に少しだけ一緒に行動していたことがある人物だ。

 行動していたといっても、俺が幽に色々案内してもらったというだけだが……。


「涼平どのは見つけられましたか?」

「ああ、なんとか見つけたよ」

「それは良い知らせですなぁ」

「……とりあえず、お前さんがココに居るってことは案内してくれるんだろう?」

「……こちらです」


 そういって、幽は俺を屋敷の奥へと案内してくれた。案内された先に久遠が何故か襖の前で座っていた。

 更に先ほどの女性……将軍が久遠と一緒に居る。俺に気がついた久遠は人差し指を口元につけて、静かにという合図を俺に送る。


「悪魔とは異形の姿をした化物のことです……」


 どうやら部屋には剣丞達が居るようで、エーリカが何故この国に来たのか。何故将軍に会わなければいけないのかという説明をしているみたいだな。

 多分、久遠がココに居るのは途中で入って話を止めないためだろう。俺もそれに合わせて部屋の中にいる剣丞たちに気が付かれないようにその場に腰を下ろす。


 盗み聴きという形であるがおおまかに彼女の話をまとめてみよう。エーリカはある人物の暗殺を依頼された。

 なぜそのような任務があるのかというと、エーリカが探している人物ってのは、この日本で悪魔を操っているらしい。その悪魔は人肉を餌に、女性を攫って子を孕ませる。

 よくあるファンタジーものと一緒だな。


 その元凶を暗殺すると言ってもエーリカはその該当人物を知らないらしい。

 おいおい、暗殺なのに敵の情報ないとか酷いだろ。

もう少し情報渡してやれよ。むしろ、もうちょい人寄越して情報集めろよと思う。


「むっ」


 すると突然、久遠が不機嫌な顔をしたと思えば部屋に入って、剣丞の頭を踏みつける。どうやら、剣丞の奴がエーリカにデレデレしてたのが気に食わなかったらしい。

 確かに自分の夫が他人の胸を堪能してたらそりゃ不機嫌にもなるわな。

 でもな、その足をどけないともっと押し付けることになるから逆効果だぞ。剣丞、そこ変われ。


「おい!そこの金柑頭!とっとと剣丞から離れぃ!!」

「あ、ご……ごめんなさい、私ったら、なんてはしたないことを」


 久遠に指摘されたエーリカは抱きしめていた剣丞を開放し、距離を取る。

 うわぁ……剣丞の顔がだらしない。ころ達も剣丞のだらけきった顔を見て呆れている。


 あのだらけきった顔を見ると一刀との血の繋がりを強く感じる。この先大丈夫なのかちょっと心配だが、剣丞はやるときはやる子だ。

 その辺も血の繋がりなのかねぇ……あと妙に強い女性にモテるのってのも血筋なんだろうか。本郷の血筋は何故かモテる。俺、覚えた。


 とりあえず、話進めてくれないかなぁと思いつつ、しばらくこの賑やかなのが続いたのだった。



















 この後、一葉から彼女の妹である双葉を紹介され、今後についての話し合いと俺たちは一旦美濃へ帰ることとなる。

 どうやら、双葉は剣丞に一目惚れをしたらしく、俺に関しては幽から色々話を聞いており会ってみたかったとのこと。一葉に比べるとかなり礼儀正しく、箱入り娘という言葉がよく似合う少女だった。


 ていうか、向こうでも思ったけどこの世界も美人多すぎだろ。なんだよ、ここ。

 外史コワイ。



次回、浅井に行きます。

話が進まず、息抜きにラブライブとかダンまちのSS書いてました。

不定期で更新していくので気長にお待ち下さい。

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