6.リア充になりたいです!
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村の入口で警備のように見える軍人さんに防がれた。
「止まって、ステータスを見せろ」
「はい」
俺はそう答えてステータスを見せた。
「女、お前も見せろ」
セルは答えず、ステータスを見せた。
「うーんよし、行ってもいい」
「はい」
「あそうだ、村の中の地図だ、受けろ」
「ありがとうございます」
言い方は悪いがいい人らしい。
「愛の逃避か知らなくても頑張れ!」
はぁ?愛の逃避?
何を話してんだ?
そう思っていたら、セルが恥ずかしそうに手を動かす。
.............ああ!さっきの転移魔法の時からずっと手を握っていた!
「ごめん、セルの手を続けて握っていた」
そう言って俺は手を放った。
「謝罪する必要はありません」
惜しい表情でセルが言う。
前の世界では、女性との接点がありませんでしたので、この世界では!
「あれ、セル惜しいように見える?」
「はい?!そ、それは」
慌てているようだ。
俺はセルの手を握って、笑って話した。
「行こうか?」
「はい!」
セルも笑って言う。
◆
「それでは、まずどこから行くか?」
「そうですね、まずは旅館から行きましょう」
「旅館か、まず寝る場所だな」
軍人さんがくれた地図には、いい旅館が表示されていて、旅館を選ぶのが楽だ。
俺たちは地図に書かれていた旅館に行った。
旅館には、風采良いおばさんがいた。
「二人は1泊に銅貨2枚よ」
風采良いおばさんが笑って言う。
「銅貨2枚ですか?」
そう言って俺はお金を引き出そうとした。
その時俺は気づいた。
............俺はお金がない!!!!!!!!
どしよかと考えていたときに、セルが銅貨2枚を取り出した。
「お嬢さんが出すのか?」
「はい」
「部屋は2階の3番目の部屋だ」
「はい」
「はい、鍵よ」
「はい」
セルは、おばさんの言葉に短く答えて俺の手を引いた。
「行きましょう」
「お、おぅ」
俺はセルの手に引かれて部屋に行った。
「セルお金持っていたの?」
「はい、神殿を出るときリーディーノ様に貰いました」
「そうだったんだな」
「このお金は全部魔神様のもの、受けてください」
「え?それはリーディーノのことじゃないの?」
「いいえ、これは転生する前魔神様が持っていたお金です」
「そうなんだ」
お金の話は終わったし、今の話をしようか。
「この部屋は、なぜベッドが1つだけなの?」
「さっきの兵士のように私達を...こ、恋人と見たようです」
セルが少し恥ずかしそうに言う。
「私が他の部屋がないかどうか聞いてみてきます」
「頼む」
3分後、セルが帰ってきた。
「どうだった?」
「残りの部屋がないとします」
「仕方ないか」
「私は床で寝ます」
「いや、俺が床で寝る」
「魔神様を床で寝るとするのはできません!」
「俺も少女を床で寝るとするのはできません!」
これでは終わらない。
「それでは一緒に寝るか?」
「........はい」
セルが顔を赤くして答えた。
「時間も遅かったし、村を回ってみるのは明日にしよう」
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