第3話 勘違い
「・・・は?」
こいつはいきなり何を言い出すんだ!?
「いや、彼女っていうか・・・。」
「いやいやいやいやいや!!ありえない!ありえないから!!!彼女とかムリムリムリ!!!!!。」
「だ、だから・・・。」
「えっ!てか何?私のことずっと好きだった・・・とか?・・・ごめん!!!!!今まで気づいてあげられなくて・・・。」
「あの~・・・。」
「気持ちは嬉しいけど、私はヴィセレント様一筋だから!!!。」
「・・・。」
「だから、ごめんね?」
「・・・。」
さっきから幡司の反応がない・・・。
でも、笑ってる・・・目、以外。
怖い怖い。
「ど・・・どうしたの?大丈夫??」
「うん、ごめん。俺が悪かった。」
「え?」
なんか知らないけど、謝られた!!しかも幡司から!!!
・・・明日、雨かなぁ?
「でも、頼むから最後まで聞いてくれ。俺は、お前に彼女のフリをしてほしいんだ。」
「・・・彼女の、フリ???」
「そう。」
「・・・。」
「・・・。」
お互い、沈黙した。・・・そして、
「おまっ!!ややこしいな!!そういうことは早く言えよ!!!!!」
「言おうとしたら、お前がどんどん話をふくらましたんだろ!?」
「お前がややこしい言い方するからだ!!」
「う・・・。それは悪かったと思うけどさ。お前も人の話、聞かなすぎ!!!」
「なにおう!!!!!」
30分ぐらいこういうやりとりが続きました。