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ミルクという生活に必要な飲み物

今日も起きて作業を開始する。今日は牛の乳しぼりから始める。森から連れてきた牛が妊娠して最近子供を産んだので牛乳が採取できるようになった。子供の分も残しつつ採取する。これで更に色んなものが作れると思うと興奮する。そうだ色んなミルクを作ってみるかと思った俺は早速行動を開始する。



色んな野菜を増やしているうちの畑からミルクを作れる野菜を収穫する。最近見つけたばっかりだが早速役に立ってくれる。俺は足早に研究室に戻っていった。研究室に付いた俺は研究室の隣の休憩室にあるキッチンでミルクづくりを開始する。家でチーズも作っているがあれは牛乳ではなく羊乳で作ったチーズなので牛乳はようやく入手出来た。まずは生乳を検査する。成分や菌の数に風味を調べていく。この検査を合格した生乳だけを牛乳に加工する。必要な器具は既に用意済みなので検査をさっさと済ませることにした。



検査の結果採取した全ての生乳が検査合格だったので生乳を牛乳に加工する工程に入る。もちろんサラとフロリアにも手伝ってもらう。



「生乳の加工ですか?」


「ああ、今日牛舎で雌牛から採取してきた。加工すれば人も飲めるぞ」 


「牛の乳が人も飲めるとは。すごいことを考えますね先生は」


「サン先生のすごい発想は今に始まったことじゃないですよフロリア」


「そういえばそうでしたねサラ」


「じゃあ加工を始めるぞ」



俺がそう言って加工を開始する。まずはクラリファイヤーという遠心分離機で生乳の中にある目には見えない小さなゴミやホコリを取り除く。次にホモゲナイザーという機械で脂肪分を細かくして行き飲みやすくする。次は高温に耐えられるデカい鍋で高温で殺菌を行う。この工程は少し時間がかかるのでサラとフロリアの様子を見ておく。フロリアには大豆を豆乳への加工を、サラにはオーツ麦をオーツミルクへの加工を頼んでいて二人とも見た感じは調子良さそうだ。そんな感じで二人の様子を見ていたら加熱による殺菌が完了したので美味しさを保つためにすぐに冷やす。



冷やし終わった出来立ての牛乳を今回の為に作った牛乳瓶に充填していく機械によって綺麗に充填され蓋を絞められ運搬用の容器に収納されていく。これでようやく牛乳の完成だ。


「完成したんですね。先生」


「ああ、これでお菓子作りや料理に幅が出るぞ」


「皆で飲んでみませんか。出来立てを」


皆で収納容器から出来立ての冷えた牛乳を取り出す。ふたを開けて一気にゴキュゴキュと飲み干す。自分で作った牛乳の味は最高だった。


「最高の味だな」


「ええ、牛乳ってこんなに美味しいんですね」


「驚きの味です」



フロリアとサラにも好評で良かった。そういえば豆乳とオーツミルクはどうなったんだろう。


「二人とも、担当していた作業はどうした」


「すでに済ませましたよ?」


「私もです」


優秀な助手達で助かるなあと心の中で言っておく。


「良し、他のミルクも試飲したら残った物もミルクにするぞ」


「はい!!」


豆乳もオーツミルクも問題なく飲めたし冷えてて美味しく健康にも問題なかった。そのあとはココナッツとアーモンドをミルクに加工して明日の準備を整えた後いつの間にか夜になっていたので夕食を食べて就寝した。ついでに一部のココナッツはミルクではなくオイルに加工しておいた。今日の料理で使ったがとても美味しかったので作ってよかったと思った。

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