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詩のお墓  作者: 敬愛
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思い出して

君に告げた 好きだ 愛している その言葉に嘘はない

思い出して 君は もっと真剣に生きて 僕の目が眩むくらい


僕の山登りもそろそろ頂上に到達しようとしている

本当はあの時終わっていたんだよね

恋も愛も だけど未練がましい僕は君を諦められなくて

でも不実だと思ったから 君を遠くから眺めていた


ふわふわと男について行く 君の七色心

僕を惑わしたね


赤ちゃんが出来た

その言葉が凄く嬉しかった そして戸惑った

その時に僕は虹に手を合わせたんだ


だけど世の中はそんな甘くないもんで 仕事してない男なんていないようなもんで

結局それが引き金となって僕と君は別れた


涙も出なかったよ でも思い出して 僕の言葉 嘘は無い

浮気だってちょっとしかしなかったじゃないか


戻って来て欲しい 

僕の手元に君の涙を 嬉し涙も悲し涙も悔し涙も怒り涙も

それらを飲み干して僕はどんどん自分が嫌いになって自暴自棄になって

生きるんだね 思い出にしがみついて


何もしたくない 生きていたくない だけど

僕の楽しかった記憶が消え去るとしたら 忘れてしまうとしたら

地獄の責め苦よりも辛いだろう


君だってまだその記憶を消去していないだろ?

一人で生きるのは君に似つかわしくない そんな陳腐な言葉で

防衛線を破ろうとする僕


情けないけどもう君以外愛せない

良かったら思い出してよ 僕の君への重すぎた想い


月光の下で雪だるま作って 君の顔を描いた

僕は泣いているんだ本当は 僕は泣いている 君が僕の事忘れるから

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