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詩のお墓  作者: 敬愛
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悟り

死を迎えにいく 悟りとはそれだ

生まれた時から死んでいる 僕の話じゃない

僕は喧嘩を好む男 正気じゃない


いつもその人は笑っている そりゃね 恐ろしい病は雪崩の様に

人を項垂れさせるよ それでもそいつは信じているんだ


妻かもしれない 子供や孫かもしれない 誰とも交わらず一人自分を

愛していたかもしれない 全く共通項は無いんだが 血筋がそうさせるのか

とにかく息もしたくないと生きる事を初めから拒否しているんだ


そういうやつは大抵酒飲みで醜男だけども 強い なかなか死なない

僕は殴られて歯を折られて 土下座して許しを請うだろう

長いものには巻かれた方がいいと思っているから 


そう思っている僕は

案外早く死ぬ 心が弱いから 虚無主義 悲観主義 自ら命を絶とうともする

旅立とうともせず 河を渡りたがる文無し


男はまるで釈迦なのか かつて天国を見てきたような 

そして敢えて地獄に落ちる為の所業を修業として行う 別に狂ってない 案外それが正解だ


自分がこの世から消える その前に激しい痛みがあるかも知れぬ

そんな人道を誰しも笑いで誤魔化し切れるかもしれないが


そいつは死にたくないんだ 生きたくないのに 苦痛としか考えられない

何かを信じているのか 盲目なのか 馬鹿なのか 僕が思案しても

到底及ばない 老人 それに僕達はみんななるんだよ


何時でもいいなんて そんな金言を吐けるのは 死にますよ このままだと

と言われても喫煙を失念しない 豪傑なんだ 腹切りの男だ とんでもない皮肉屋だ


圧倒的存在だ

とにかく殺すなら一刀両断すべし 肉体ではなく精神を 

それが苦痛だ 人間にとって最大の 


愛を奪い合いするよりも

もっと大きな 物 それが分かったとしたら 悟りでいいだろうさ

最期の最期は予言出来はしないから

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