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詩のお墓  作者: 敬愛
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親和

何処かに傷が出来てそれが酷く痛んだとして

何かの病にかかってそれが命を脅かしたとして

それはいつの間にか親和して自らの血肉になる


そういう考え方は僕が思いついた独自なものだ


自分と他人との軋轢に悩み落ち込んでいた時には自傷したけど

手首を切りつけた時の痕も腹にあてがった熱した包丁によるやけどの痕も

牛馬の焼き鉄ほど長持ちしたわけでも無い


僕の思考は飛躍し不安定に揺れて無限とも思える時間の後に

停止する 科学


典雅 無粋 どっちだって似たような物だろう

つまらない娯楽にまみれたこの日本で信じられる事など何もない


芸術とはただ観賞して典雅

数えられない 数学じゃない

馬鹿でも天才でも構わない 論理は遊具じゃない

好きな事をすればいい 出来る範囲で


有限と無限の間にあるものは円周の率

割り切れない人生と同じで

どこかで終止符を打ち解放されるのだ


生きる事なんて経年劣化の勾玉や剣や鏡

誰かに価値があったとしても僕には値打ちが無い


歴史の教科書を今閉じろ

そしてそこから神話が始まる

終わる世界が光に包まれる

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