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詩のお墓  作者: 敬愛
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求むるも弔う

死んだ人とは決して話す事は出来ない

それでもふと生前のことを思い出して

こんな事があったんだよとか

あんな事があったんだとか

話してみたくなる


お盆には死者の霊魂が帰ってくるなんて

昔の人は優しくて寂しい嘘を吐いたね


それでも僕達だってそれを半ば信じてる

あくまでもそれは自分の心に整理を付ける為

死んでいった者を忘れてしまわぬように

半分嘘なんだけど そう考えたのだろう


求むるも弔う

故人を偲んで 

この世界には死や息苦しさが溢れているから

どうぞごゆっくりお休みくださいと

とても嬉しかったですよ 話せてと

満足して


僕らは涙に暮れていてはいけないから

動き出す それが生きている証拠


霊魂の存在は本当は知らないけれど

今夜は無礼講だ 呑んで呑んで

呑みまくろう

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