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君だけが僕の全てだった
君だけが僕の全てだった
あの夜空の星よりも
灼熱の太陽よりも
穏やかな月影よりも
愛していた 今も愛してる
ちょっとくさいから君には直接言わないけど
恋する事の素敵さを金平糖みたいに
七色で教えてくれたね
僕は女性には興味が無いけれど
それも自尊心を守る為の嘘だから
笑って流して
君だけが僕を理解してくれた
手首の傷の意味を誰よりも痛切に感じとってくれた
愛してるとは言えないけれど好きだよ 大好き
二人結ばれない運命だとしても
僕は君を護りたい 最期の時まで
終わらない物語が今始まるんだ
君と僕の恋模様はお天気の様に気まぐれで
複雑に絡み合う
ああ恋の喜びよ 男女の相違点の美しさよ
僕は恋に殉ずる 君が欲しかったけれど
我慢する 強がって要らないって言うよ
それで君の心が安らぐのならね




