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詩のお墓  作者: 敬愛
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笑って

寂しくて学校に行くのが辛かった

友達は一人 俺を使いっぱしりにする奴

でもそれでも役に立てているようで半べそだったけど

嬉しかった


そんな時君の存在を知った 大学から教育実習生で来た彼女

明るい性格で物怖じしなかった


昼休み廊下ですれ違った時 あなたひとりでそんなに食べるの? そう言ってはにかむ君 

使いっぱしりって悲しくないの? って問いかけに 良いんだ俺は 何をやってもうまくいかないし当然の扱いなんだと言葉に出してしまった


君はもうやめなよ 自分を貶めるの 私あなたみたいな子タイプよ そういって俺に口づけをした

内緒よ そう言って去って行った


俺は君の涙を偶然見てしまった 彼にふられたか?

冗談で上から目線で聞いてみた


からかわないの 大人を さあ教室に戻りなさい そういう君の手を引いて

屋上まで連れて行った


見ろよ あの山 愛山って呼ばれてるんだ 一色に染まってるから 

そうなんだ と君


お前も俺色に染まれよ その台詞は寂しくて辛い現実から一歩踏み出すために必要なものだった


男っぽい所もあるんだ ぽいっじゃない男だ そうね そんなやり取り


片手で君の涙を拭って

もう一度口づけをした 君は少し寂しそうに笑った

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