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少し考えたい
ふざけられないこの性分
張りつめすぎて神経症
立ち上がる気力は 大地の深い所
根強く 混迷する中 炎に身を任せて
銅鑼が鳴り響く中 目覚めまた訪れた朝は
とても寒くて 心細くて
知らぬふりをしていた僕 知っているのに
秘密は苦しい物 胸が痛むのは何故だろう
不快感が取り除けない 清新な朝陽すら忌々しい
このまま氷像となりましょうか?
迷うふりをしていた僕 迷ってないのに
ただ歩くだけ ぐるぐる回る一日 やりきれない
疑問符ばかりが付く
決して時代のせいじゃない
聖者の降臨を待ち望んでいる
そして水の中 一人揺らめいて
悲しみの涙も 心躍る笑顔も
全部素敵な宝物 この眩暈すら友達
栄養不良の風に吹かれ
どんどん苦しくなっていくけれど
僕は負けず 勝ち取る物に価値を見出さず
ただ歩くだけ
極端な思想に唾を吐けよ
あの青空は誰の物でも無いと
きっと自然との調和は泰然とした心持ちで
続ける事 それが大事なんじゃないかな?
信じていれば救われるかもしれないけれど
今は一人少し考えたい事がある
小鳥が午前六時いつも通り囀り出した




