一人ぼっちにさせてごめんね
一人ぼっちにさせてごめんね
孤独の魂として生き続ける君
こんな思いをするくらいなら 仕事なんて辞めて
君と美味しい物を食べたり 世界旅行に連れていったり
そんな事をしてあげたかった
今 こみあげてくるこの言葉を涙の川 笹船に乗せて
蝋燭の光で君を照らしたい
人間の命 考えていたけれど 答えは無い事
初めから知っていたよ
一人ぼっちにさせてごめんね
孤独の魂として生き続ける君
こんな思いをするくらいなら もっと君と一緒にいたかった
君が好きで好きで 繋がり合えた偶然に感謝していたけれど
こんなにも突然のお別れをするとは思っても見なかった
今 わなわなと震える左手を右手でなだめて
今 ぶるぶると恐怖で震える両足を抑えてさ
君の遺影の前に立っている
思い出がよみがえる 色々な事があったね
春には二人で野球観に行ったり
夏には海辺ではしゃいだり
秋には綺麗な紅葉を見に行ったり
冬には雪遊びしたり
全部 全部 昨日の事の様に 思い出される
寒い夜には 君の温もりをひしひしと身近に感じて
神様に感謝した 涙流れた 君が隣にいてくれるだけで
どんな事でも出来るし 乗り越えられると感じていた
信じていた 二人の未来を そんな日があった
君は僕を励ましてくれるつもりだったのか
病室で帽子を編んでくれていたね
今でも僕の大切な宝物 君の匂い 堪え切れない嗚咽
頭に浮かぶ言葉はただ一つ 一人ぼっちにさせてごめんね




