3. 夢であることの証明
夢って何だろうと考えている。
眠っている間に無意識に脳に浮かんでくることで、割と非常識で意味がない事が多い。自由にコントロールできそうで思うように話が進まない事が多い。
今の状況ってまさにそれじゃないのか?
ユラユラ揺らさせるブランコも、木漏れ日の光も、母子の笑い声も…薬物の匂いも、全てがリアルに感じられるけど、夢の中ならば夢がリアルに感じられて当然だよね?
そう考えて、この公園のブランコはすべて夢だと思うことにした。すると、これまでの話がバカらしくなった。いきいきと色彩豊かだった公園の風景は色褪せていき 嘘っぽく感じた。そのあとは暗い海にゆらゆらと漂うクラゲになった気分だったが、しばらくして考えることもやめた。
さて、物事の真理が分かりにくい時に逆の裏を証明する待遇法というものがある。それは、AならばBを証明するために、BじゃないならばAじゃないを証明する方法。
今に当てはめると、「夢の中ならば夢をリアルと感じる」の逆の裏が「夢を嘘っぽいと感じるならば夢の中じゃない」になる。
このことにその時は全く気がつかなかった。
嘘っぽいと感じたその時は夢の中じゃないということに。