第3章 学園編 第1話 魔法騎士学園編入と研究室①
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第3章 学園編
第1話 魔法騎士学園編入と研究室①
「兄さん、何て言ったの?」
朝一番目にギルがキルを訪ねていた。
「キル、明日から魔法騎士学園に編入だ。それと、教師もしてもらう。担当科は俺と同じ魔法剣術と魔法戦術理論と錬金、鍛冶はキルが担当することになる。もう一つ、研究室も与えられることになった。お前が今やっていることを好きにしてもいいそうだ。ルイ王女とメルル王女はSクラスの同級生になるからな。」
なるからな!じゃないわ。えー。面倒だな。
「あっ!そうそう。陛下から、言付けがあった。授業は自由登校でいいから、テストだけは受けに出れば、今までの説教の件は帳消しと」
いやな条件だな。仕方ない。
「わかったよ。」
キルは、渋々頷いた。
翌日の朝
「キル、迎えにきたぞ。はやく準備しろ。」
ギルは、キルの部屋に入った。
「あれ?いない。逃げたか?まさかな?」
ギルは、急いで外に出ると屋敷の後ろから声がした。
『アーク・レッド・ブレス』
「螺旋流 八の型 雷撃刃」
「神槍流 特式十の型 上段 大極雷鳴剣」
朝の稽古をしていた。よし次だ。俺が編み出した型
「龍撃流 破邪の型 破邪龍撃覇」
辺りの地面黒焦げになった。訓練場の結界を破壊した。
「あー、やらかした。威力もう少し抑えないと。ん?あれ?兄貴。あー、もう時間か。」
キルは、水魔法と風魔法の複合魔法を使用した。
『エアルウインドウ』
ふぃ、制服に着替えているし。いるものは、魔法鞄に入れてある。
「兄貴、行こうか」
キルは、ギルに話しかけた。
「あぁ、キル、お前いつの間に新しい流派と型を作っていた?俺にも教えろ。」
兄にばれた朝であった