第4話 謁見と爵位拝領、
第4話 謁見と爵位拝領、
龍討伐から4日が立った。
「キル、すぐ王城に来い。」
ギルが騎士数人と共に朝からクランハウスに訪ねてきた。
「なんで?」
もぐもぐと朝ごはんを食べ、鍛冶をしようとしていた。
「お前が2体の龍を短時間で討伐したからだ。」
えー、仕方ない、これは断れないか。
クランハウスの前に止まっている、馬車に乗り込んだ。
王城についた。
「相変わらす俺いたら可笑しいよな。」
ブツブツ言いながら、歩くと大きいドアが目に入った。
「ここだ。近衛騎士団団長ギル・ハーライ参りました。」
ギィーっと大きなドアが開くと、目の前には、この国の王様が座っていた。
王の前で膝をつき頭を下げると
「おもてを上げろ、そなたがキル・ハーライか?」
キルは、はいと答えた。
「うむ、そなたから物凄く濃い魔力が溢れているな。自己紹介がまだであった。私の名前は、ユーレイ・ハウ・アルべラスだ。此度の龍2体の討伐大義であった。報酬として、白金貨400万枚と男爵を命ずる。」
ん?男爵?ギルの方を振り返ると、頷くだけ。
「ありがたく頂戴いたします。」
この謁見は解散とする、言葉に他の貴族は散らばっていった。
ギルに連れられてある1つの部屋に通された。
「ここは、陛下の書斎だ。陛下、ギル・ハーライです。」
兄は扉に向かい話しかけると、入れと声がかかった。
「陛下お疲れ様です。我が弟のキル・ハーライです。先程は爵位をありがとうございました。」
キルは頭を下げ
「キル・ハーライです。この度爵位を貰いましたことありがとうございました。」
陛下は、手元にあった鈴を鳴らした。
「2人を連れてこい」
騎士が部屋を出て行った。数分後、ノックがあり、連れてきましたと声が掛かった。
「来たか。キル。紹介しよう。我が娘で第一王女ルイ・ハウ・アルべラスと第二王女メルル・ハウ・アルべラスだ。ルイは『聖女』、メルルは『魔導士』の称号を持っている。」
ルイと言いわれた女の子は、ピンクの髪で2つ縛りのツインテールで、メルルは、右目は赤で左目が黒の1つ縛りのポニーテールの女の子だ。
「お初にお目にかかります。ルイ・ハウ・アルべラスとメルル・ハウ・アルべラスです。」
二人は自己紹介をしてきた。
「キル・ハーライです。先ほど男爵をもらい受けました。そこにいる騎士団団長の弟で神槍流と螺旋流使いです。称号は『魔銃剣士』です.」
キルも自己紹介を返した。陛下が、
「キルよ。そなたに頼みがある。この二人と婚約してくれないか?」
・・・。
「へ?えー。」