第2話 魔獣大群討伐
第2話 魔獣大群討伐
キルは、レーレンで必要な物を購入して、西に位置する要塞都市アルフェイへ馬車で向かっていた
「お兄さん、もう少しでアルフェイですぜ。ですが、その前にある森を抜けないとですが。」
馬車の御者がキルに話しかける。
『サーチ(探索)』
森を索敵していると、多数の反応があった。
「魔獣反応だ。おい、親父。ここで止めてくれ。」
キルは、馬車を降り、剣を構えた。
『リフレクタ―』
『リフレクション』
馬車の周りに魔法障壁と反射魔法を付与した。
「来たか。あれは、ウッドホーンとラビットホーン、レッドゴーレム、スカイホーネット合わせて500匹か。えっ!500!」
多いな。スタンビートでも起こしたのか。神槍剣に手を掛けて、抜刀する。
「よし、神槍流五の型 激槍」
前にいた魔獣が数百匹倒された。
「神槍流二の型 火焔の舞」
剣で辺り一面焼きつくし、次々と討伐していった。
二時間後
魔獣が残り50匹まで倒したキルは、魔法銃を取り出そうと空間魔法を使い、手を入れると、遠くから冒険者15人こちらに向かってきた。
「おい、兄ちゃん。お前が全てたおしたのか?」
キルは頷くと、
「残りあれだけなので、今から片付けるので」
QBZに近い『アクセラ』を取り出して、連射した。
「終わりました。魔獣の死骸は頂いてもいいでしょうか?」
キルは、冒険者の一人に声を掛けると
「兄ちゃんが、倒したのだから、全て持っていきな。」
キルは空間魔法で500匹の魔獣の死骸を収納した。
「兄ちゃん、空間魔法使いか。その魔獣たちはギルドで換金と素材交換できるからな。一緒に行くか。もしかして、アルフェイに行くのかな。我らもそこの冒険者だ。」
キルは馬車にもどり、アルフェイの冒険者と共に要塞都市に向かった。
後日この大量討伐は冒険者の間では伝説となっている。