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ランクSな魔法銃剣士の冒険記  作者: 飛龍ノ刃(竜にゃん)
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第4話 実地訓練と課外授業③

第4話 実地訓練と課外授業③


「こんな物かな。」

そこには、魔獣の山が完成していた。

「私たち、ほとんど何もしてない。これでは、訓練にならないよ。キル君がほとんど討伐していたし、足手まといだったよね。」

あっ。いつもの癖が出ていたか。結界も貼ってあるし、もう少し暴れてくるか。

「俺は辺りを見てくる。ルイ一緒に来てくれ。メルル、もし何かあったらこいつに魔力を通して通信してくれ。」

キルは首にかけているネックレスを指で弾いた。これは、ルイとメルル、ギル兄にしか渡していない。キルとルイは、森の中に入っていった。

二人が居なくなった結界内は静まり返った。

「行ってしまいましたね」

メルルが呟いた。

「もしかして私たちの一言で気分悪くしたのかも」

セラが慌てて言うと、

「キル様は、そんなに冷たい方ではないですよ。今は帰りを待ちましょう。」

メルルは一言呟くと同時に爆発音と共に風圧が襲ってきた。

ドーン。

「「きゃー。」」

「なんだ」

目を開けると、木々が跡形もなくなっていた。数百メートルほどに、キルとルイが見えた。

「この威力、広域殲滅魔法ですか。キル様やりすぎです。」



一方、キルサイドでは

「やっぱり、うじゃうじゃまだ居たか。索敵魔法で反応があった数ではなかったからもしかしてと思ったが」

キルは、剣を振り、銃を撃った。ルイも魔法を撃って援護をしていた。

「あー、イライラする。広域殲滅魔法使うか。ルイ近くに来てくれ」

ルイは、言われた通りキルのそばに来た。

「まず火の魔力を集めて、次に風の魔力をこれに融合させる。よし、いくぜ。『ロード・ジオ・フルフレイム・プロージョン』

地面に火と風の魔力を複合した魔法を撃ちこんだ瞬間、魔獣と共に、木々は吹っ飛んだ。

ドーン。

「ルイ。無事か。」

キルは平然と声を掛けた。

「私は無事ですが、周りが何もない。」

ルイ呆然としていた。

「キル様、ルイ姉様、ご無事ですか?」

突然、メルルの声が響いた。あっ魔石で作った、通信機か。

「あー、無事だ(ですよ)。」

キルとルイの声がハモリ、二人は顔を見合わせ笑った。

「戻るか。」

はい。とルイは言った


みんながいる所に戻ると

「キル様、そこに正座」

メルルに促されて正座をする。何故かルイも一緒に横に座る。

「キル様、広域殲滅魔法使うとき、もう少し魔力を抑えてください。周りが大変なことになります。まったく、寿命が少し縮ました」

メルルに説教され2時間くらい続いた。

実地訓練は、約一週間で終わった。












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