第3話 実地訓練と課外授業②
第3話 実地訓練と課外授業②
ここはレーレン
「1年ぶりに来たかな。村を出て最初に色々購入した町だし」
今日の宿はあそこがいいな。兄貴には悪いが先に手配してしまうか。1件の宿屋に入った。
「女将さんいるか?」
奥から1人の女性が出てきた。
「何名様で?あれ?キルじゃないか。元気だったかい?」
キルは、人数を伝え、外に出たらメルルが駆け寄ってくる
「なんかもめているな。何があった」
メルルはキルに説明した。
(ここの冒険者は血の気が多い奴らばかりだった。仕方ない。)
キルは、もめている方に向かって殺気を放った。
「おい、何をしている。そいつらは、俺の連れだ。手を出したら全員斬るぞ。」
夜光剣に手を掛けた。冒険者5人は、腰を抜かしていた。キルは再び殺気を出した。ヒィーと言って散っていった。
「行くぞ。課題にあった森に転移するからここに集まれ。」
メンバーが周りに来た。
『ワープ』
転移した。
魔の森
「久しぶりに来た。」
だが、いつもと雰囲気が違う。
「みんな気を引き締めろ。嫌な雰囲気だ。」
キルは、空間からアックスエアルバスターを出した
(右にエアリアルガシェット、左にヒートガシェットを装填するか。)
「ここで止まれ。こいつを使う」
キルが出したのは10個の魔道具だった。
「キル様、これはなんですか?」
ルイが聞くと、キルは一つ展開した。
「魔力障壁と結界の魔道具さ。」
みんなは口をあんぐりと開けていた。
「気を抜くな。索敵魔法に50匹くらい引っかかっているから。」
キルは、荷物を下ろし、指示を出した。
「前衛は、セラとルルト、後衛はロランとルイ、遊撃は俺とメルルだ。」
セラは片手剣、ルルトは大剣、ロランは魔法銃、ルイは杖、メルルは双剣、キルは片手剣を2本で2刀流だ。
「行くぞ。」