第2話 魔法騎士学園編入と研究室②
第2話 魔法騎士学園編入と研究室②
「今日からSクラスに編入した。キル・ハーライだ。ちなみに俺と同じで魔法剣術と魔法戦術理論を担当するが、錬金、鍛冶はキルが担当する。」
Sクラスの担任であるギルがキルを紹介した。
「キル・ハーライです。最近男爵の地位を拝謁しました。何故かこの学院に入ることになりました。」
キルは朝に考えていた挨拶をした。
「お前もう少しまともな挨拶はないのか。」
ギルがため息をつくと
「俺に勝ったことがない兄貴に言われたくないが・・・。」
キルは、笑って返した。ギルは、こいつと言う顔をするも、キルに席に案内した。
「基本Sクラスは自由登校だが、学校にはいてくれよ。特にキル、お前だ。魔道具と新法、型の練習にあの荒野に行くのはダメだ。」
バレたか。
「兄貴行かないよ。信用してねーな。今日は、解散だよな」
キルはギルに言うと
「お前な。まぁ今日は解散。それとキル、これ鍵な。」
ぽいっとギルは2つの鍵を投げ渡した。
「ありがとう。」
仕方ないなと言う顔をしたギルは、手を振っていた。キルは、ゲートを使い、教室を退出した。その常識外れな光景を見ていた、まだ残っていた生徒は驚きを隠せなかった。
「先生、今の、伝説と言われる転移魔法ですよね。どうして、キル君は使用できるのですか?」
少しだけ話しておくか。
「あいつは、魔法銃剣士という職業スキルを持っている。神槍流と螺旋流の後継者だ。まぁ神槍流の方は1番下の弟になすり付けたが、何かあれば、あいつに聞け。多分嫌々教えてくれるが、嫌とは言わない。」
ギルは呆れながら説明をした。
とある一室にて
「ここが俺の研究室兼自室か。クランハウスを行き来したいから異空間ゲート作るか。魔道具やアイテムも作りたいし、異空間魔法で新しく部屋も増やして・・・。こんなものかな。」
4時間くらい掛けて研究室を改装した。帰るか。