第1章 旅立ち
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第1章 新天地
第1話 旅立ち
アルベラス王国の西に位置するアスル領レーイン村だ。一人のチート級の魔法銃剣士が誕生した。その名は、キル・ハーライ14歳だ。
「母さん、成人の儀が終わったら、旅に出ようか思う。」
この成人の儀は、教会に行き、職業と魔法スキル、加護が与えられる儀式だ。
「キル、頑張りな。」
あぁと返事をして、教会に向かった。
教会に来たキルは、聖拝堂に通された。
この国は8神.が作ったと言われている。創造神、生命神、魔法神、武神、剣神、商業神、鍛冶神、時空神が、この世界は作ったと言われている。
聖拝堂にある神々の像下で膝を着き、目をつむる。
司教が聖本を読み上げると、白い光に身体が包まれた。
(おぉ、これは、珍しい。白い光に包まれる人間が現れるとは、過去にないことだ。)
司教が小声で話すと、身体中から力が漲ってきた。
「それでは、成人の儀は終了です。後程、加護等の確認を行ってください。」
キルは教会の中庭で加護とスキルの確認を行った。
「ステータス」
名前 キル・ハーライ
歳 14歳
ランク SS
出身 アスル領レーイン村
職業 魔銃剣士
MP ∞(リミッター解除時のみ無限では無くなる。)
加護 創造神の加護、生命神の加護、魔法神の加護、武神の加護、剣神の加護、商業神の加護、鍛冶神の加護、時空神の加護
魔法 火、水、風、土、聖(光)、闇、無
スキル 武器作成、空間収納、魔力リミッター解除、身体強化、千里眼
この無敵なステータスは、何かの間違いか?
不思議な現象を胸に帰路についた。
家に着くと、父に道場に来いと言われ向かった。
この家は、代々神槍流の名門で、俺は次男で跡継ぎではない。
「キル、成人の儀。見事だった。今日の夕方には、王都に向かうのだったな。」
父であるルアンが対面に座り話す。
「はい。もう少しでレーイン村を発ち、隣の町レーレンに向かいます。」
キルは立ち上がると、ルアンが、待てと声を出した。
「これを渡しておきたかった。」
そこには、2本の剣と3丁の銃だった。
「これは?俺、父さんに銃の事言ってないよ」
父さんは、教会に知り合いがいるらしく俺のステータスの事を話していたそうな。
赤黒く光る剣は『神槍剣』、銀色に輝く短剣『白刀剣』、スナイパーでSLRに近い『サリエル」、MP5Kに近い『フレイ』、QBZに近い『アクセラ』だ。3丁の銃は、魔法鞄に収納し2本の剣は両腰に着けた。
「父さん、行くね。また王都に着いたら手紙書くよ。」
キルは、外に出た。
さて、レーレンに向かいますか。