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庭に現る謎の鳥

勘がいい方なら次の一言で多分わかります

全く動かないと言われるあの方が登場します

…なんじゃこりゃ、どうも現在昼頃、庭の方からこんにちわ

セレスちゃんです、いやね、冒頭からなんだと思われる一言

言っちゃったけど聞いて、この状況体験したらあなたも言うと思うから

メイド長であるクーさんに花の種を昨日もらったわけだけどもね

育て方教えてもらってないなぁと思ったわけですよ

でだね、昨日であった庭の方に来てみたわけなんだけど

…クーさんと似ても似つかない全長3mくらいのでっけぇ鳥がいた

…もう一度言うなんじゃこりゃ、…見た目を説明しよう

さっき言ったとおりでかさは全長3mくらい、横幅はわからん

羽広げてないから、でも多分5m超えるんじゃないかな、うん

色は緋色、もう一度言う、緋色だ、正直超綺麗だ、色は

次に目だが、左右から見れば割とつぶらでかわいい(?)目してるんだが

真正面から見てると…あれだ、いわゆる人殺してそうな目してる

なんというかガンつけてるようにしか見えない

次に羽だが、まぁさっき言ったとおり広げたらどうなるかわからんが

デカイ、ちなみにふっさふさだ、もふりてぇ、嫌がられそうだが

んで脚だが、これがまたほっそい、よくこれで支えられるなと思うぐらい

細い、しかも長い、あ~首いてぇ、ずっと見上げてるから疲れる

んで、スルーしてたが、最後にクチバシだ…うんデカイついでに顔も

顔と体の比率が同じっておかしくないか、いや、顔の方が微妙に

ホント微妙にちっちゃいけどさ、おかしいって…うん?

そうでもないのか?どうなんだろうか、わからん

…まぁ、ここまで言ったら動物好きな人なら多分知ってると思うんだけど

…思いっきりハシビロコウさんなんだよなぁ、緋色の、青色じゃなくて

…いやぁ~でも、うん、異世界まで来てハシビロコウを見ることになるとは

思わなかったわ、予想外です、いや、いいんだけどさ、割と好きだし

ハシビロコウ、目も愛嬌ある目してるし(横から見れば)おまけに

(正面から見れば)キリッとした目もできるし、羽はふさふさしてるし

色は綺麗だしで…うん、いいわぁ、ハシビロコウ、架空のものを除く

好きな鳥ランキングだと上位に入るぐらいに好き、他の上位クラス?

雀とか鴉とかカルガモとかそんな中に突如混ざるハシビロコウ、シュール

でも好きですはい、だってふっさふさだよ!?もふもふしてそうじゃん!

はぁ~触りたいわぁ~…目の前にいるんだし頼んでみようか?

…言葉通じるだろうか、いや、異世界だしいけるんじゃなかろうか

というかまずどうしてここにいるんだろうか、ん?マジでなんでおるん?

…わっかんないけど、とりあえず話しかけてみるか

「…あの……………」なんてしゃべろう

とりあえず喋りかけてみたところこちらに目を合わせてきた

「………………………………………………………………」

「………………………………………………………………」

…やっべぇ、なんも喋れねぇし目ェ離せねぇ、なんだろうのまれる

雰囲気に、なんだろうこの不思議空間、少女と鳥がひたすらに

見つめあってる図って…どこか幻想的かもしれんがなんか違うからこれ

「お?なにしてんだ~セレス~」

この声は…

「お~と~う~さ~ま~」猛ダッシュ!!!

「ごふっ………!!!あっぶねぇ…」

打ちどころが悪かったのかお父様が一瞬やばかったが多分大丈夫だ

問題ない、私からするとお父様は真正面から受け止めてくれるから

好きだ、前世ではお父さんいなかったから余計に、いかんファザコンに

なるかもしれん、ちなみにマザコンにはもうなってる

…これで弟とか妹できたらこの調子だと確実にブラコン、シスコンに

なるな、もう分けて言うの面倒だからファミコンでいいんじゃないかなと

思えてくる…某ゲーム会社のゲーム機ちゃうぞ?ファミリーコンプレックス

だからな?そのへん間違えないように、それはいいとして

「お父様」

「おう、なんだ、あと全力で突っ込んでくるのはやめてくれ結構キツイ」

「善処します、それはそれとしてお父様、あの鳥さんはなんでしょう」

「あぁ?あぁ、ガルルガか」

…やばいなぁハシビロコウさんの名前でガルルガというと某ゲームの

先生の凶暴な方が頭に思い浮かぶんだが…強かったなぁLv100

「あぁ、ガルルガっていうフェニックスやユニコーンといった

 幻想種と同一視される鳥だ、まぁ幻想種よりは身近だがな」

…ハシビロコウさんがえらいヤバイ存在になってる、え、嘘でしょ

「…嘘ですよね?」

「いやマジだ、実際通常のガルルガでもS級の冒険者じゃないと

 太刀打ちできんほど強いからな、実際強さ的には幻想種だ」

…まぁじでぇ?…というか聞き捨てならん箇所があったんだが

「…通常?」

「お、気づいたか、いやぁ、うちのガルルガおかしくてな、普通は

 青色なんだが見ての通りこいつ緋色だろ?まず色からして違うし

 おまけに通常のガルルガは魔法は確かに使うが肉体強化とか

 相手の弱体化とか視覚ではわっかんない魔法ばっか使うんだが

 こいつおかしくてな、俺らSSS級の火の魔法なんて使いやがるんだよ

 幻想種の火竜でも最上位レベルしか使えねぇってのに」

「…何それ怖い」

おっと思わず声が、というか普通はまんまハシビロコウなのな

にしても分かんない単語が結構出たな

幻想種、SSS級、意味合い的には色々読んでるからわかるが実際

どれほどのもんかわっかんないんだよな、聞いてみるか

「…ちなみにどれくらいのことができるの?SSS級の火の魔法って」

「…そうだな、草原とかで使ってでもみたら一瞬で焦土だ」

「……………はぁっ!?」

「うおっ!お前もそういう声出すのな」

「いやだしもしますよ!なんですそれ!魔王か何かですか!」

「あ~確かにやりようによっては魔王になれるな、うん

 というかセレス、それだと俺も魔王なんだが」

「あ、それはごめんなさい、悪気はなかったんです。すみません

 …でも衝撃が、思ってた以上に凄い存在に触ろうとしてたんだなと

 思うと衝撃が、いやまぁ見た目の貫禄と合わせるとあってるんですがね」

「…我が娘ながら度胸あるな、こいつに触ろうとしたのか、普通のやつだと

 怯えたり、泣いたり、挑戦ふっかけたりするのが普通なのに」

「…ちょっと待って、最後お父様のことでしょう」

「ばれたか、まぁ、それは置いといて、まぁ大丈夫だと思うぞ?

 相手が乱暴に触るとちょっとした逆鱗に触れちまうがやわらかく

 優しく触れば問題ない、元々大人しいやつだしな」

「…ちなみに逆鱗に触るとどうなるんです?」

「お前くらいだとひと飲みしてぺっ!と」

「飲み込まれた挙句吐き出されるんですか、ちょっとショックです」

「ちなみに醜い大人だとクチバシで頭挟んでぶん回し、相手が普通の

 男女だと脚でアイアンクローかまして、相手が美形だとクチバシで

 拳骨みたいに頭叩く、割と痛い、血は出ないが超痛い」

「子供の対応が一番ショッキングですね、光景的に」

「醜い大人の対応は冒険者やってりゃよくある光景だ」

「それいいんです?」

「割と生き残る」

「そうですか」

どうやってるんだろう、それ、首もげると思うんだけど

「…とりあえず触ってきます」

「おう、いってこい」

んでガルルガさんの前へ

「…触らせてもらっていいですか?」

「……………………………………」

じっとこちらを見つめてくる

「…失礼します」

沈黙は肯定だと思うことにして触ることにした

!!!なっにっこっれやんわらかえっなにこれ!すごい!ふっさふさしてんの!でももっふもふなの!なに!ほんと!これ!ふわ~、やっばいわ~手が幸せだわ~ほんとなにこれディスちゃんとは違った幸せがここにあるわ!いやもうホントすごいわガルルガさんまじすごいなにこれいやもうほんとなにこれふわ~もうなにこれふわ~しあわせ~ふにゃ~


「…お見苦しいところをおみせしました」

触り始めてはや10分ほど、その間もガルルガさんはまったく微動だにせず

私が触り続けるところをじ~っと首だけを動かして見ていたいやほんと

お見苦しいところをおみせしました、ちなみにお父様は途中で参加した

お母様、クーさん、ディスちゃんそして珍しく外に出てきたリバさんと

一緒になってこっちをずっと眺めてた、お父様とお母様はともかく

そのほかはかなり恥ずかしい、いやディスちゃんに至っては経験者だし

今回で言うガルルガさん側だしまぁいいかななんて…いやよくねぇよ

「いやいや、中々見られない姿を見させてもらったよ」

「ほんとにねぇ、可愛かったわぁ」

「私はちょくちょく見るわね、うちでディスペア相手にああなってるし」

「見てたんですか…実は気持ちいいんですよね、あの手」

「…というか、そんなことしてたの、あなた」

「………………………………」

上からお父様、お母様、リバさん、ディスちゃん、クーさん、ガルルガさん

となります、ガルルガさんが喋ったりしたら多分私は叫ぶと思う

キエェェェアァァァシャァベッタァァァァァァァァァァ!!!!!…って感じに、多分

「…あはは、いやもう穴があったら入りたい、そして誰か埋めて」

「いやいや死んじゃうから、だからやめなさい、穴を掘ろうとするのを」

「あらあら真っ赤っかねぇセレスちゃん、ほんと可愛いわぁ」

「…そうなるならやらなきゃいいのに」

「リバさん多分無理です、あなたが本を読むのをやめられないのと同じ理由で

 やってますよ、あれ、多分、だって目が思いっきり変わりますもん」

「…よくわかるね、ディス、いやまぁ、確かに輝いてたけど、目」

「……………………………」

…そうなん?そんなにわかりやすい?今更だけど私そんなにわかりやすい?

やってる最中我を忘れてるしやったあともだいぶ記憶消えてるから

よくわからんのよ、いや、幸福感はだいぶ残るんだけどね

…というかガルルガさんまでさりげなく頷いてたよ

まじで?動かない鳥ってよく言われてるけど割と動くよね、首だけ

…そう、胴体全く動いてないのよ、それこそ全く、ホントどうやって

あの細い脚で支えてるのか、おまけにあの脚すっごい硬いの

何アレ、蹴られたら死ぬよ?馬鹿なの?死ぬの?私が

…逆鱗に触れてないよね私、蹴られたくないよ?アイアンクローもやだよ?

「……………………」

「…?………あっ…」

ガルルガさんはまた見つめてきてその羽を広げた、その緋色の羽は

とても鮮やかで、とても綺麗だった、そしてガルルガさんはその羽を

羽ばたかせ、庭を去っていった

「…よくわからなかったわ」

「そりゃそうだ、我が国でもほとんど生態がわかってないしな

 おとなしいのに縄張りに入ると突如として襲いかかってくるんだよな、アレ」

…ハシビロコウさんにそんな性質あったっけ?…ガルルガさんだし仕方ない?

…まぁ、確かに、あの凶暴なガルルガがはいってたらそうだろうなぁ…

…というか聞いてる限りだと某ゲームのガルルガのLv100ぐらいあるよな

実力、そう考えるとすっげぇはえぇ、戦いたくねぇなぁ、絶対


こうして謎の鳥ガルルガは去っていった、だが、それからというもの

結構な頻度で庭に来るようになる、過去、現当主の子供の頃以上の頻度で

その目的がなんなのかはわからないがたまに現当主の娘がなでると

僅かに喜んだような顔になることをここに記す…的なね

はい、家族内でハシビロコウの話題が出て唐突に出したくなったので

出しました、ネタみたいですが割と真面目です、多分要所要所で

出てきます、しゃべるか喋らないかは他人任せです、誰かコメントお願いします

というかコメント欲しいです、はい、まぁもししゃべることになったら

声は若本さんか黒瀬さんです、えぇ規夫さんと鷹さんのことです

ちなみに黒瀬さんの方はさっきヒュームさんの声聞いて決めました

思ってた以上にはまってました、えぇ、ああいう声好きです、はい

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