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獣っ娘メイド

新キャラ登場 タイトル通り

   最初は良かったんだ、同じ蒼髪だったから…仲良くできるかな~、とか

    考えてたんだ、でも、彼女の目を見たとき思ってしまった


         ………彼女に…恐怖してしまった


--------------------------------------------------------------

スカーレット家、世界トップクラスの炎の使い手が産まれる家、その為

たくさんの炎の使い手達が教えをこいに押しかけてくることがある

…うん、最初知った時びっくりしたね、あの一般人の幸希くんが

名門屋敷のお嬢様のセレスちゃんになるってすごいと思わんかい?

いやまぁ神様にあって転生までしてすごく無いとは思わんけど

…贅沢してます、えぇ、異世界料理超うまいです、あぁ、表現力の無さが

…悔しいなぁ、言葉にできないって…まぁといっても割と元の世界と

似通ったものが多いんだけど…こっちの世界にしかないものがたくさんあるから

種類はざっと倍はあるよね…うん。ちなみにまだ2歳だから(一応)

あんま食えないんだけど…それでも豪華なのよねぇ、元一般人からすると

…まぁ、いいか…さてここまで一人で解説っぽいことを頭の中でやってたけど

…どうしようこの状況、超寂しい…今ね、一人でね飯食ってんだけどね

…広い部屋にポツーンって悲しくない?…なんでも最近王族に子が産まれたらしく

王族に最も近いスカーレット家はその誕生を祝う義務があるらしい…なので

私以外の大人たちが全員屋敷ほっぽって王城に行ってます

…女将さん---料理係の人ね---は残ってるから、料理はでるけども

話し相手が恐ろしい程にいない…残ってる人ね同年代…というより成人

してない人が残ってるんだけど…ちなみにここの成人は15歳からです

…あれ?私前世も合計したらもう成人?ちなみに残ってる女将さんは

さっき聞いたら14…成人してないのにあの料理の美味さだもんなぁ

こっちの私からしたら12も上だけど前の私からしたら年下だからなぁ

…複雑だ、気持ち的に…女将さんが美人だから余計に

…さっき寂しいって言ったでしょ?女将さんと話せばいいって思ったでしょ?

女将さん表情は豊かだけど恐ろしいぐらいに無口…話せないのかもしれないけど

教えてくれないから分かんないのよねぇ、とりあえず暇で暇で仕方ないのは

わかってくれたと思う…はぁ、メイド長は見た目幼い(実際若い)けど

あれでも成人だから屋敷にいないし、そのほかの使用人も大体いないから

…はぁ、書庫にでも行きたいけど…迷うんだよなぁ…3時間ほど

…昔から友達の家に行って帰ってこようとして隣町まで行ったことなんてザラだし

…この方向音痴っぷりは治らんかったよ、神様、約束が違…わないか、別に

…でもタンス(じゃないけど似たようなもの)の角に小指ぶつけたとき痛かった

けどなにさ、痛覚消してくれたんじゃなかったのかい、あれかい?ギャグ補正か

何かなのかい?…はぁ、迷うの覚悟で書庫行こう



やったぜ、今回は1時間ですんだぜ、本来ならあそこから10分ぐらいなんだがな!

…はぁ、たどり着けたことを喜ぶとしよう…問題は…文字が、読めん

…えぇ~、こういうのって自動翻訳されるもんとちゃうんか…ちくしょう

…でもいくつかは日本語と同じなんだよな…突破口は…あるのか?

…しばらく頑張ってみるか


--------------------------------------------------------------

…今日は…王族の誕生祭、そのせいでみんないないから今日は私一人で

やらないといけない…この広い屋敷全部はやらなくていいって言われてるけど

…そう言われるとやりたくなる、と、いうわけで…まずは手近な書庫から

行ってみよう…掃除しながら


どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう

…落ち着こう、うん、落ち着こう…まずは状況を確認しよう

…書庫の掃除してたら一番会いたくなかったお嬢様がやってきました

…本当にどうしよう、思わず隠れてしまったから出づらい…

おまけに出ようと思ってもこの広い書庫に出入り口は一つしかないし…はぁ

…なんでこんな広いのに出入口一つなんだろう…そしてなんでこんな広い

書庫を換気できる風魔法の使い手がここにいるんだろう?今いないけど

…はぁ、現実逃避してても仕方ない…どう乗り切ろう?

…広いし隠れられる場所も多いからいける…かな?

…こうやってみてても仕方ないし早く隠れ

「…?………誰?」

…早いよ、見つけるのが

「…誰か…いるよね?」

いませんいませんいませんいませんいませんいませんいませんいませんいません

      -----ファサファサ

「………髪」

?…髪?

「…髪が揺れる音がする…私、耳はいいよ?」

…頭なんか振らなきゃよかった

「…まっくろくろすけでておいで~、でないと目玉をほじくるぞ~」

なんかこわいこといってる!

「…ごめんなさいほじくったりしないから出てきて」

急に低姿勢に…

「……………」

……………

「………いないの?」

「いません………あっ…」

声出ちゃった

「…ふ~ん、じゃぁ、いいや」

…へ?

「さて、本探そう」

 -----コツンっコツンっ…

…あぁ、そういうことですか…足音が近づいてきてる

「…こっち来ないでください」

「………やー」

やーって…子供ですか…て5歳したでしたね

     -----コツンっコツンっ…

「…お願いします来ないでください」

「…ほじくったりしないから」

いや、そっちはいいです冗談でしょうし………冗談ですよね?

     -----コツンっ……………

「…私何かした?」

いえ特には何も

「…終いには泣くよ?」

「あっ、それは困ります」

「…軽く脅迫と行こうか」

また怖いこと言ってる

「…メイド長」

「はいっ!出ます!出ますから言わないでっ!」

「…よろしい」

うぅっ…卑怯な、お母さんを出さないでくださいよ

「…どうも初めまして、お嬢様」

「………」

「ディスペア・ローズクオーツと申し…どうしました?」

…なんだろう、あの怖い目がキラキラとした可愛いものに変わって私を見てる

「…もふもふ」

「…はい?」

「…もふもふ~さわりたい~もふしっぽ~ふぁさみみ~」

…あの時の恐怖はなんだったんでしょう…でもあれとはまた違った恐怖が

「…あの~、お嬢様?」

「…もふ~」

だめだ 待とう

--------------------------------------------------------------

もふもふ様じゃ~犬耳~犬尻尾~でもあれってどっちかって言うと狐っぽいな~

ボリューミーな尻尾しとるし、うわ~さわりたい~、うわ~

「…あの~」

おまけに綺麗な色してる~尻尾が蒼青水の順で染まってる~

清涼感あるよね~、どうでもいいかぁ~、あぁ~もふりたい~

「…お~い」

耳もいいなぁ~頭の上にぴょこんっとたってて、これまたもっふもふだし

ちょっと下に行って見てみれば蒼い目が…あれ?

「…ちょっと~」

…いかんいかんいかんいかんいかんいかんいあ…かんだ、頭の中でかむて

…とりあえず落ち着こうそうしよう

「…み~た~な~」

「…えぇまぁ、がっつり」

うん、ノリ良さそうでちょっと安心した

「…ごめん、夢中になって話聞いてなかったからもう一回」

「…はい、ディスペア・ローズクオーツと申します」

「…ローズクオーツ?………メイド長?」

「あ、母です」

…あの若さで子持ちだとっ!?いやいや待て待てメイド長は蒼髪でも獣人でも

なかったはずだどういうことだ?

「…どゆこと?」

「…私はクーネンス・ローズクオーツの娘ということです」

…メイド長の名前そんなやったな…名前覚えるの苦手なんだよな

…いつもはメイド長かクーさんって呼んでるし

「そして………」

「…話しづらいならいいよ?」

「…ありがとうございます」

…うん、強要するのはあかんと思うのよ

「…本当は知りたいけどね」

「………」

「…あなたが自主的に言いたくなるまで待つとします」

「…はい、了解しました」

…あれ~?なんかだんだん固くなってきてない?…まさかあれか

「…私怖い?」

「!?…いえ、けしてそのようなことは」

「…目をそらされながら言われても…ねぇ?」

…こっちでも健在だというのか私の雰囲気の暗さは、これのせいで友達が2人しか

いなかったんだぞしかも二人共自他共に認める変人、類は友を呼ぶとでもいうの?

「………ホントに泣こうかな…」

「やめてくださいやめてくださいやめてください」

「…冗談…にしとく、自然に出てきたらゴメンネ?」

「…はい」

…とりあえず

「…ねぇ」

「はい?」

「…字」

「………はい?」

「…字、教えて」

「………えっと、分かりました」

字が分からなきゃ本が読めん

--------------------------------------------------------------

…何故こんなことに…今私は…お嬢様に字を教えている…それはいい、が

「…お嬢様」

「…なに?」

「…そんなにいいものですか?」

「…ん、いいもの、なでなで~」

…今私は頭を撫でられている…中々お嬢様が覚えないのもあって、お母さん直伝の

ご褒美作戦で行こうとして、ご褒美は何がいいですかって聞いたら…こうなった

「…ものすごく笑顔ですよ、お嬢様」

「ん、そうなるのも無理ない、ふふふ~」

…本当になんで怖かったんでしょう…あの日、お嬢様が産まれてすぐのこと

…私はお母さんと先輩メイド数人と一緒に出産の手伝いをして…まぁ簡単なの

だけだけど…そうやって手伝ってたから…一番最初に彼女を見れた

蒼髪…私も蒼髪だから最初見たときは仲間が出来たって思ったけど

…その後、主様が部屋に入ったあと、彼女の目が開いたときは…恐怖した

…あの何もかも燃やすような力を秘めた赤い目を見たとき…心の底から恐怖した

おまけに、彼女の目がまるで観察してるような目だったことも…恐ろしかった

…あの日恐怖した彼女の瞳が…なんでこうなったんだろう?

…でも、さっき話しててまた恐怖が蘇った…おまけに言い当てられてしまった

…彼女の目には何が映ってるんだろう?…そして…何が眠ってるんだろう?

でも、まぁとりあえず…今はちょっと楽しいし…いっか

ちょっとね、力の片鱗をね、表現したかったんだけどね…無理 orz

この表現力の低さよ 

…ちなみに女将さんの名前はフレリッシュ・デリシャスさんです

もっぱら呼び名はフレッシュさんです リなんていらんかったんや

クオーツ 宝石言葉

完璧 神秘 冷静 純粋 浄化 調和 統合 強化

ローズ

恋愛 優しさ 情緒 繊細 愛情 美 調和

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