図書館娘による冒険者講座
はい皆さんこんにちは(?)少なくとも私からしたらおはようございます
はい、セレスちゃんです、そろそろ自分のことをちゃん付けで呼ぶことが
恥ずかしくなってきた今日この頃、今日はね、普段私に色々教えてくれる
狼メイドのディスちゃんと一緒に生徒になってます。誰の?リバさんの
何の?冒険者の、うん、今日はついに冒険屋についての講座になります。
いや、異世界に来たんだから冒険者について知らないとね、いつかは
なりたいし、それに冒険者の使う、3歳になったら私も使うことになる
魔法のことについても教えてくれるらしいし、いつか
ちなみにディスちゃんも既に魔法は使えるようでちょっとしたことなら
教えてもらってる、赤色は炎、青色は水と氷、緑色は風と自然、茶色は土
黄色というより金色は光、黒色は闇。桃色とか紫色とかもあるらしい
たぶん魅了と毒かな?いやいや紫は紫雷という可能性も
ちなみにディスちゃんの髪の色は青だけど使えるのは雷、青い雷だそうだ。
…やばいカッコいい、ディスちゃんかっこいいよ、狼で雷使えるとか
かっこよくない?私はかっこいいと思う。そして見た目は超カワイイとか
うわぁ、ディスちゃんスゲェ。ちなみにディスちゃんのお母さんである
メイド長のクーさんは銀髪、本人はただの白髪ですとか言ってたけど
あれは誰がどう見ても銀髪だ、異論は認めん、綺麗だったもの
銀髪、及び白髪は無、どの色にも染まる魔力を持ってるそうだ
…まぁ、なんというか完全なる補助系である、直接的な攻撃魔法は
魔力弾(魔力に質量を持たせて放つ魔法らしい)しか使えない
無属性は肉体強化とか魔力剣の作成とかが得意なんだそうだ。
このままお父様のことでも考えようと思ったら
リバさんによる冒険者講座が始まった
「さて、今日は冒険者のことについて話すわけだけど…大体の事は
ディスに聞いてるだろうし今日はS級とか最上位とか
そういう用語について説明することにするわ、というわけで
話題としては…この前のガルルガでもあげましょうかね
ガルルガ、まずは通常種について話しましょうか、通常のガルルガは
ラースが言ってたように肉体強化とか、相手の弱体化とか
あまり目に見えない魔法を使うけど実際のところあれ体に
直接、雷の魔力を流し込んで行ってるみたいなのよね
実際弱体化させられた冒険者いわく逃げ出したあともしばらく体に
ビリビリとした痛みがず~っと続いてたみたいだし」
…ふむ、あれか神経の流れでも操ってんのかガルルガさん
…うわこっわ、思った以上にガルルガさん怖いな、私そういう方面の
知識ないからよく分からんが漫画とかでそうやって神経を操るみたいなのが
書いてあったしなぁ、こわいなぁ
「まぁ、ただでさえガルルガの肉体は強靭な上にその上膨大な魔力で
肉体強化を行ってるから並の冒険者じゃ相手にならないのよね
だからガルルガを相手にするには最低でもS級でないとダメだって
国で決めてるのよ…次はS級についてでも語りましょうか
まず冒険者にはランクがあってF、E、D、C、B、A、Sと上がって行くの
ちなみに最底辺にG、別名ゴミ級、要するに犯罪者に与えられるものが
あるわ、だから普通の新米に与えられるのはF級だから、覚えといてね
で、どうやって上がって行くかだけどCまでは依頼をたくさん受けていけば
自然と上がって行くわ、CからはCC級、CCC級そしてB級って感じに
なってくわね、ちなみに今度は依頼と一緒にどんな魔物を狩ったかって
いうのも昇級の課題になるから、弱いものばっかやってても
C級は進まないわよ。そしてB級からは知識、要するに筆記が必要に
なってくるわ、力だけでどうにかしてきたやつはここから上がらなくなるわ
そしてA級からは試験官がAAA級から出てくるわ、別に倒そうが
倒さなかろうが試験官から認められれば自然と上がるから
この段階に入ると魔法だけじゃダメよ、身体能力というか
そういうのも必要になるから、魔法だけに頼った奴はアウトよ
ちなみに試験官はボランティアだから、そこらへん覚えといて
で、S級からは魔法をどれだけ扱えるかってのが条件
AAA級までなら身体能力だけでもいいけどS級は魔法が使えなきゃ
意味ないわ、さっきのA級で魔法バカがはじかれたのに
どういうことだと思うかもしれないけど大多数を相手にしなきゃ
ならないしね、S級は、単なる魔法馬鹿じゃ数の暴力で終わるわ
それは身体能力だけで上がってきた奴もそうかもしれないけど
基本的に自分だけが生き残るなら問題ないのよねそいつは
ただS級は基本生き残りすら許さない殲滅依頼が多いから
身体能力だけじゃ割と取りこぼすのよ、まぁそんな感じで、階級は
決められてくわ、ちなみに私はSSS級、これでも身体能力はそれなりよ?
あぁ、あとガルルガを相手にするのが何故S級からなのかというとS級なら
それなりに雷の魔力に対する防壁を戦闘中でも張れるからね
身体能力だけだとそうは行かないから最低でもS級なのよ」
…色々と興味深い話を聞いてしまった。というか…リバさん見た目
いかにも喘息でも持ってそうな貧弱魔法使いなのに割と身体能力良いのか
見た目とはちゃうな、んでリバさんがSSS級とすると確実にお父様は
SSS級、お母様は自分でも運動はあまり出来ないって言ってたから多分
BBB級、クーさんは無属性だし割と動く人だからAAA級、ディスちゃんは
…わからんな、まだ魔法が使えないからよくわからんがD級くらいかな?
いったとしても今はまだ。私はまだ魔法使えないから論外…というわけでも
ないな、うん、F、E級の依頼は失せ物探しとからしいしE級までなら
多分行ける…と思う、というか私まだ2歳なんよね、信じられんわ
…だって前世の私より早く走れてるからね~、体感で
力は微妙だけど自分が2歳だということを考えれば十分規格外やし
まず何より私今女やし、力が微妙なのはしゃぁない、うん
「…うん、今日のところはここまでにしておきましょう、次回は
魔物の階級について話すから興味があったらまた来なさい」
「「はい」」
隣で無言で聞き入ってたディスちゃんと一緒に返事をして今日は終了
…というか私もなんだかんだで一言も喋ってないんだよね、さっきの
はい、ぐらいしか…うん、ちょっとディスちゃんでも撫でるか
ついでにコミュニケーション能力を鍛えよう、ディスちゃんと
ほい、終了ちなみに呼び方としては
G,(じーきゅう、ごみくらす、はんざいしゃ.)
F,(えふきゅう、しろうと.)
E,(いーきゅう、しんまい.)
D,(でぃーきゅう.)
C,(しーきゅう.)
CC,(だぶるしーきゅう、しーしー.)
CCC,(とりぷるしーきゅう、しーしーしー.)
B,(びーきゅう、ぷろ.)ここら辺になるとそれなりに貫禄出てくる
BB,(だぶるびーきゅう、びーびー.)
BBB,(とりぷるびーきゅう、びーびーびー.)
A,(えーきゅう.)ここら辺になると呼び名が考えられるようになる
例:狂犬、紅花、などなど職業呼びもよくあること 例:聖騎士、狂戦士、とか
AA,(だぶるえーきゅう、えーえー.)
AAA,(とりぷるえーきゅう、えーえーえー、きょうかん.)教官のこと
S,(えすきゅう.)化物の仲間入りと称されたりもする
SS,(だぶるえすきゅう、えすえす.)ここらになると英雄呼びもちらほら
SSS,(とりぷるえすきゅう、えすえすえす.)勇者とか魔王とか呼ばれる