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一次創作多めのなんでも短編集

マグロ漁船〜大量虐殺〜

作者: るーとに
掲載日:2026/04/07

俺はマグロ。しがないただのマグロ。


ここ最近、俺らの海にしょっちゅうでかい鉄の塊がやってくる。


「マグ美、あいつらうざくない?」


マグ美「それなー」


マグ美は俺の彼女。マグロが泳ぎ続けるのと同じように、それなーと言い続けている。


「そろそろ痛い目見せてやるか?」


マグ美「それなー」


ちょうどいいタイミングで網が降りてきた!


「うぉぉぉぉぉ!!!!」


あみをうまいこと尻尾に引っ掛け、反対側に思いっきり泳ぐ。


だが抵抗虚しく陸へ上げられてしまった。


(くそっ、、俺はこんなにも弱い...)


脳裏にマグ美の顔が浮かび上がる。


(俺は、俺はぁっ!)


「こんなところでは終われねぇぇぇ!!!!」


『おぉ、このマグロ生きがいいぞ!』


そう言った漁師の首元へ身を寄せて、思いっきりがぶり!と噛みつく。


「まずい!」


すると、他の漁師たちが網や包丁を持って登場してくる。


...その時!


ざっばあぁん!


大きな波音と共に船がぐらぐらと揺れる。


「これは!」


「他のマグロたち!」


まさか、俺を助けに、、!?


仲間の協力により、船は沈没しかけていた。


他の漁師は振り落とされる中、この漁師だけは踏ん張って耐えていた。


「決着をつけようじゃないか、」


びゅう..と潮風が鮫肌ならぬマグロ肌を撫でる。


「今ッ!」


お互い、血飛沫が飛び散る。


ついに船は沈没した。


海の底、俺はマグ美と共にいた。俺は死にかけだが。


「マグ美、ごめんよ」


「それなー」


「俺、最後にお前に伝えたいことが、あるんだ..」


きらきらと日差しがさしこむ。


「愛してる」


「...それなー」

なんこれ

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