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主要キャラクター紹介



【レイズ=アルバード】


氷と死の二属性を宿す、アルバード家の次期当主。

かつては臆病で、壊れた少年だったが、幾多の死と絶望を経て、真の“守る者”へと成長する。

祖父ヴィルの血を受け継ぎ、誰よりも深い優しさと、底知れぬ怒りを内に秘めている。

彼にとって「守る」とは――命を懸けること。

その信念の果てで、かつての“悪役”は、英雄をも超える存在へと変わっていく。



【ヴィル=アルバード】


かつて王国最強と謳われた大騎士にして、アルバード家の当主。

弟ヴィズ、息子リヴェル、娘ルーベルを戦火で失い、心の底に深い悲しみを抱える。

怒れば王国も魔族も震え上がるほどの存在だが、孫であるレイズとイザベルには限りなく優しい。

レイズを「守る者」から「託す者」へと導き、自らの生涯を静かに閉じた。

彼の生は、誇りと喪失と祈りに満ちた“守護の生涯”である。



【イザベル=アルバード(レイバード)】


レイズの従姉にあたる少女。

本来は「レイバード家」の令嬢だが、血筋としてアルバードと深く繋がる。

聡明で慈愛に満ち、レイズの精神的支柱となる存在。

ゲームの世界では存在しなかった“希望の分岐点”であり、彼女の存在そのものが、レイズの未来を変える鍵となる。

その微笑みは、戦火に沈む世界で唯一の安らぎ。レイズと最初に結ばれ、アルバードの姓を授かる。



【リアナ】


アルバード家の侍女。

常に明るく、真面目で、レイズを支え続ける少女。

当主となった今のレイズを“理想の主”として心から敬っているが、その感情には淡い恋慕が混じる。

どんな時でも笑顔を絶やさず、アルバード家の心の灯であり続ける存在。

天然に見えた彼女だが、実は誰よりも鋭く

核心をついた言葉を吐くことも。


【リアノ】


リアナの妹。

姉と違い、感情表現が豊かで、正直すぎるほど真っすぐ。

レイズと出会った頃から彼を特別視し、その優しさに心を奪われていく。

メルェを助けたことで“守る”という意味を知り、レイズにとって初めて“対等に心を交わせる少女”となる。

落ち着いてはいるが、彼女自身も鈍く。

別人になったレイズに気付くことはなく。

レイズ本人から語られるまで気付かなかった。

それでも、今のレイズを過去も含め愛している。


【メルェ=イェイラ】


魔族の少女。

幼くして両親を亡くし、人間「レオナルディオ」に捕らえられ、虐げられた。

それでも純粋な心を失わず、人間の少女リアノに救われ、レイズに出会う。

レイズにとって“初めて守りたい”と思った存在であり、彼の心の原点。

その死が、後の“悪役転生レイズ”のすべてを変えるきっかけとなった。



【クリス=アルバード(ウラトス=グレイオン)】


王国騎士団にいた元貴族。

かつては最強の兄グレサスに劣等感を抱き続け、己の力を証明するためにアルバードへ身を投じる。

ヴィルに見出され、“クリス”の名を授かり、レイズへの絶対的な忠誠を誓う。

理想の騎士であり、忠義の化身。

彼の存在は、アルバード家の“心臓”であり、レイズの“右腕”である。

そしてやはりアホだ。


【ディアナ=フォルセティア】


元王国騎士第四位。女性騎士として高潔な精神と圧倒的な人気を誇る。

本来は王国の命でアルバードの監視役として送られたが、レイズとクリスの思想に触れ、次第に惹かれていく。

戦いよりも「守るための力」を信じる彼女は、やがてアルバード家の一員として生きる決意をする。そしてクリスと結ばれた彼女は彼と共にレイズの理想を支えていく存在へ。




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たくさんの方に読んでいただき、本当にありがとうございます。 完結済の長編です。レイズたちの物語をぜひ最初から。
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