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ちょっとした恋心の終わりに思うこと

 SNSで繋がっただけの女性(ひと)のことを好きになって、その女性も好きだと言ってくれて。


距離も相当離れているものだから、文面上のやり取りや通話をして、他愛のない話を聞いたり話したりして。


いつの間にか疎遠になって、三か月。


その女性の住む方面へ旅行することになって、「あ、そういえば」と思ってその人のアイコンをタップしてみたりする。


プロフィールの背景画像には、男性とのプリクラのツーショット。


そういうものを見ると「ああ、世の中こんなもん」なんて思ったりする。


その反面、変に辛くなってきたりする。


もし三か月前、自分の悪癖によって面倒に思ったりしなければ。

もし三か月前、例え雲の上の関係だとしても、想いをちゃんと伝えていれば。

もしかしたら、そのツーショットに写っていたのは私だったかもしれない、なんて思ったりする。


 人間関係の終わりはあっという間だ、今までもそうだった、

なんて、何人かいた女性を思い浮かべてみたりする。


我ながら色んな恋をしてきた。誇ることなどできないことだが。


それでも、いつも浮かぶのは別れた時のことばかり。


悲しいかな、それしかこの脳には彫り込まれない。


どこに行って何かを話して笑いあっていたことなどの断片的な記憶は思い出せても、どんな話をしたかとか、何を一緒に食べたとか、どんなことを一緒にしたかとか、その人の声とか、好きだったところとか、嫌いなところとかなんて、もう思い出せない。


 なんにせよ、私は生きている。それだけでいいと思ったりする。

つい先ほどの出来事です。

やるせない気持ちばかり脳内に閉じ込められたまま乱反射していて、

それがどうしようもなく痛かったので、書くことにしました。

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