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メイド奮闘物語  作者: ねがぽじ
6/6

私(ルイズ)は、アンジュと出掛けました(6話)

☆メイド奮闘物語☆



☆乙女ゲーム転生物☆



☆百合注意☆



~6話~


~ここからは、ルイズの視点です~


このままアンジュを私のメイドとして雇っていたら私の為にむちゃをして死ぬと思いました。


だからアンジュを私のメイドを止めてもらいました。


ロベルト様がアンジュをメイドとして雇ってくれるのを約束をしてくれました。


私のような呪い持ちよりも隣国の王子様のロベルト様に雇って貰った方がアンジュは、幸せになると思いました。


でもアンジュが側にいられないの事が寂しくて胸が苦しくなり呪いが悪化して体がマグマのように熱くなり苦しくなり気を失いました。


しばらく苦しかったです……


でも突然誰か暖かい者に包まれたようなまるでお母様に抱き締められている感覚を感じがして安心をしたような思うとゆっくりと体の熱と苦しみがおさまりました。


そして私は、ゆっくりと目を開けました。



「あれ、何で私は、まだ生きているのですか……?」



私は、呪いで苦しまされていたはずなのに苦しみもおさまり何が起きたのか解らずに戸惑いながら周りを見渡しました。



「おめでとうございます、ルイズ様。


ルイズ様の呪いが解けたのですよ!」



目の前にアンジュがいて私を抱き締めて喜びを表しました。



「私の呪いが……?


何で……


はっ、アンジュのその火傷の後ってもしかして私の変わりに呪いに焼かれたのですか!?」



私は、いきなり呪いが解けた理由が解らなくて戸惑いながら周りを見渡しました。


でもアンジュの体全体を火傷をしているのに気がつきました。


私は、直ぐに私の変わりにアンジュが呪いで焼かれたのだと気がつきました。


私は、自分よりも大切なアンジュを私の呪いで傷つけたのが許せなくて顔が真っ青になりました。



「これぐらいルイズ様の呪いが解けた事に比べれば何て事がありませんよ。


それに顔には、火傷がありません。


洋服を着ていたら火傷は、目立ちません。


ですから気にしないでくださいね」



アンジュは、軽く首を横に振り優しくニッコリと笑い私を安心させようとしました。



「うぅ……ご、ごめんなさい、ごめんなさい、アンジュ……」



私は、アンジュを傷つけたくなくて拒絶したのについに私がアンジュに私の呪いで消えない火傷の傷を残してしまった事が辛くて涙をボロボロ流して謝りました。



「ルイズ様、違いますよ。


この場合は、ごめんなさいでなくてありがとうございますって言ってほしいです。


私は、ルイズ様の泣き顔よりも笑った顔の方が好きなのですよ。


だから笑ってください、ルイズ様」



アンジュは、私の頬っぺたを触り間近で私の顔を見つめて満面な笑みを微笑みました。



「は、はい、ありがとうございます、アンジュ」



私は、アンジュが謝罪よりも感謝を求めるのでしたらと思い両手で涙を拭いて満面な笑みを浮かべて感謝を表しました。



「はい、どういたしましてです、ルイズ様。


うん、やっぱりルイズ様は、泣き顔よりも笑った顔の方が可愛らしいですよ」



アンジュは、私の笑顔を見て嬉しそうに微笑みました。



「で、でも何でアンジュがここにいるのですか……?


アンジュは、ロベルト様のメイドとして雇って貰う事になりましたよね……?」



私は、アンジュがまた何処かに行くのかもって思い不安そうにアンジュを見つめました。



「やっぱりルイズ様は、ロベルト様に何か言われたのですね。


前も言いましたよね。


ルイズ様が嫌と言ってもルイズ様の側にいるってそれは、この先も変わりませんよ」



アンジュは、私を優しく抱き締めて耳元で優しく囁いてくれました。



「うぅ……ありがとうございます、アンジュ……」



私は、アンジュの気持ちが嬉しくてアンジュを抱き締め返して涙を流しました。



「はい、どういたしましてです、ルイズ様……」



アンジュは、私を優しく抱き締め返して私を慰めるように頭を撫でてくれました。


私は、アンジュの気持ちが嬉しくてさらに涙を流しました。


アンジュは、私が泣き止むまで私を抱き締めて頭を撫でてくれました。



「でもルイズ様が呪いの解けたお祝いをしないといけませんね。


ルイズ様は、私にしてほしい事とかありますか?」



アンジュは、腕を曲げてニッコリと笑い嬉しそうに私の呪いを解けたお祝いがしたい事を知らせました。



「あ、あの、アンジュとデートがしたいです!


そ、その……駄目でしょうか……?」



私は、アンジュが私とのデートが嫌かもって思い不安そうにアンジュを見つめました。



「くすっ、嫌では、ありませんよ。


ルイズ様は、何処か行きたいところとかあるのですか?」



アンジュは、私の不安そうな表情を見て小さくクスって笑い慈愛を込めて私を見つめました。



「え、えっと、その……アンジュのお気に入りの場所に行きたいです……」



私は、恥ずかしそうに顔を赤らめて控え目に上目遣いでアンジュを見つめました。



「私のお気に入りの場所ですか……?


良いですよ。


私のお気に入りの場所に案内しますね。


それでは、行きましょう、ルイズ様」



アンジュは、私の方に右手を差し出して甘いスマイルを浮かべました。



「あ、ありがとうございます、アンジュ。


そ、それでは、よろしくお願いします、アンジュ……」



私は、ゆっくりとアンジュの手を握り締めて恥ずかしそうに顔を赤らめて控え目にアンジュを見つめました。


私は、アンジュの手を握り締めて街に出掛けました。


でも街では、チラチラと私を見られていました。



「あ、あの……私って何処か変でありませんか……?


良く見られている気がするのですが……」



私は、呪われている時に化物のように見られていました。


だからまた同じように見られているのでは、ないかと思い不安そうにアンジュを見つめました。



「はい、変ですよ。


凄く綺麗です!


ルイズ様が女神様のように綺麗です。


ですからルイズ様を見とれていたのですよ。


ほら、街の人達が話している声を聞いてください」



アンジュは、悪戯ぽく微笑んで耳元で囁きました。


私は、アンジュに言われた通りに周りを少しだけ見渡して街の人達の話し声を聞こうとしました。



『何て綺麗な女の子なんでしょうか……』



『えぇ……まるで何処かのお姫様のようです……』



『いえ、女神様のようです……』



『ありがたや、ありがたや……』



街の人達は、私の姿を誉めている言葉を聞きました。


私は、アンジュ以外に誉められた事がなくて顔を赤らめて恥ずかしそうに俯きました。



「ねえ、言った通りでしょう」



アンジュは、街の人達の私の反応を聞いて嬉しそうにニコニコ笑顔で後ろに腕を組んで私の顔を覗き見みました。



「そ、その……は、はい……」



私は、恥ずかしそうに顔を赤らめて小さく頷きました。



「さてと、最初は、ルイズ様を着替え人形……では、なくてルイズ様に似合う可愛らしい洋服を選ばないといけませんね。


ですから洋服屋さんに行きましょう!」



アンジュは、私の言葉を聞いて満足そうに頷いて私の腕に抱き着いて右手を洋服屋さんの方に指を指してニッコリと笑い洋服屋さんに行く宣言をしました。



「は、はい、よろしくお願いします、アンジュ……」



私は、アンジュに腕を抱き着かれて恥ずかしそうに顔を赤らめて頭を下げて私の洋服を選ぶのをお願いしました。


私は、アンジュに腕を抱き着かれて洋服屋さんに向かいました。



「こんばんわ、アイラさん。


今日は、よろしくお願いしますね」



アンジュは、洋服屋さんに入ると店の店員のアンジュがアイラって呼んだ女性に話し掛けました。



「あら、アンジュちゃん、いらっしゃい。


それでこの子がルイズ様ね。


アンジュちゃんに言われている通りに可愛らしい女の子ね。


それで今日は、この子に似合う洋服を選んだら良いのよね」



アイラさんは、私の体全体を見渡して興奮をしたようにニコニコ笑顔になりました。



「はい、よろしくお願いしますね、アイラさん」



アンジュは、ニッコリと笑い私の肩を触りました。



「え、えっと、あの……アンジュ……?」



私は、アイラさんごぐいぐい来るのが怖くて不安そうにアンジュを見つめました。



「大丈夫ですよ、ルイズ様。


個性が強い方ですが悪い人でありません。


ですから安心をしてくださいね」



アンジュは、私を安心をさせるように優しく微笑みました。



「は、はい……」



私は、アンジュの優しく微笑んだのを見て安心をして軽く頷きました。



「それでは、ルイズ様、お着替えの時間でちゅよ」



アイラさんは、息を荒くして赤ちゃん言葉を使い私に近づきました。



「はい、ルイズ様、お着替えの時間でちゅよ」



アンジュも息を荒くして赤ちゃん言葉を使い私に近づきました。



「ひっ!?」



私は、アンジュとアイラさんの態度が怖くて怯えたようにアイラさんとアンジュを見つめました。


そしてあっという間に洋服に着替えさせられました。



「うん、最初は、これですね!」



アイラさんに最初は、メイド服の洋服に着替えさせられました。



「えっ、えっと、これは……?」



私は、メイド服に着替えさせられえて戸惑いながらメイド服のスカートを掴みました。



「うん、やっぱり金髪幼児は、メイド服が似合っていますね!」



アイラさんは、息を荒くして私を見つめました。



「さすがは、アイラさんです!


良く解っていらっしゃいます!」



アンジュも息を荒くして私を見つめました。



「ルイズ様、『お帰りなさいませ、ご主人様』って言ってください」



アイラさんは、息を荒くして私を見つめました。



「え、えっと……は、はい……


『お、お帰りなさいませ、ご主人様……』」



私は、恥ずかしそうにトマトのように顔を真っ赤にして控え目にアイラさんとアンジュを見つめました。



「ぐはっ、破壊力が化物級です……」



アイラさんは、私の行動を見て鼻血をダラダラと流しました。



「ぐはっ!?


い、いい仕事をしています……」



アンジュも私の行動を見て鼻血をダラダラと流しました。



「そ、それならば、次は、この衣装です!」



次は、アンジュが私にある衣装に着替えさせました。



「え、えっと……この衣装は、何なのでしょうか……?」



私は、この衣装に戸惑いながら自分の姿を見つめました。



「ずばり、看護婦さんのナース姿です!」



アンジュは、嬉しそうに親指を立ててニッコリと笑いました



「いやーー、良く解っていますね、アンジュちゃん」



アイラさんも嬉しそうに親指を立ててニッコリと笑いました。



「それでは、ルイズ様、この注射器を持ってウインクをして『悪いところは、私のこの注射器で治してあげるぞ♪』って言ってください」



アンジュは、私に注射器を渡してニコニコ笑顔で両手を合わせてお願いをしました。



「え、えっと……は、はい……


『わ、悪いところは、私のこの注射器で治してあげるぞ♪』」



私は、軽く頷いて恥ずかしそうに顔を真っ赤にして注射器を構えてウインクをしました。



「はーー、はーー、凄く良いです!」



アンジュは、私のしぐさを見て変質者のように息を荒くしました。



「はーー、はーー、さすがは、アンジュちゃんです!


良く解ってらっしゃいます!」



アイラさんも、私のしぐさを見て変質者のように息を荒くしました。



「それでは、次は、この衣装です!


よろしくお願いします、ルイズ様」



アイラさんは、ある衣装を私に渡しました。



「は、はい……え、えっと……これで良いのでしょうか……?」



私は、衣装に着替えると戸惑いながら一回回って見せました。



「わーー、黒色の尻尾と羽と角とビキニの小悪魔衣装は、やっぱりルイズ様に似合いますよね!」



アイラさんは、息を荒くして私を見つめました。



「さすがは、アイラさんです!


良く解ってらっしゃいます!」



アンジュは、私の言葉を聞いて興奮をしたように息を荒くしました。



「それでは、投げキスをして『あなたのハートを盗んであげるわ』って言ってください」



アイラさんは、息を荒くして両手を合わせて頭を下げてお願いをしました。



「えっ!?


あ、あの……その……わ、解りました……



『あ、あなたのハートを盗んであげるわ』」



私は、アイラさんのお願いの内容を聞いて顔を真っ赤にしておどおどとして慌てました。


覚悟を決めて軽く頷きました。


そして恥ずかしそうに顔を赤らめて投げキスをしました。



「くはっ!?


破壊力が強力過ぎます……


ルイズ様が可愛らしすぎて一瞬死ぬかと思いました……」



アイラさんは、鼻血をダラダラと流して倒れました。



「くはっ!?


は、反則過ぎます……


ルイズ様が可愛らしすぎて危うく三途の川を渡ろうとしていました……」



アンジュも鼻血をダラダラと流して倒れました。



「ルイズ様、最後に着てほしい洋服があります。


できたら私に着替えさせてもらえませんか?


それで着替え終わるまで目隠しをしてもらえませんか?


ルイズ様がどれだけ可愛らしいか解ってほしいのです」



アンジュは、私の肩を触り真剣な表情で私を見つめました。



「え、えっと……あの……わ、解りました……


そ、その、よろしくお願いします……」



私は、緊張したように両手を前で握り締めました。


そして頭を下げて着替えさせて貰うのをお願いしました。


私は、アンジュに渡された目隠しをしました。


そしてアンジュにアンジュが用意した洋服に着替えさせられました。



「ルイズ様、目隠しを取ってもらって構いませんよ」



アンジュは、私の肩を触り優しく話し掛けました。


私は、アンジュの言葉を聞いてゆっくりと目隠しを取りました。


私の前には、鏡が置かれていました。


そして鏡に映る自分の姿を見て驚きました。


ドレスが純白で可愛らしいふりふりとリボンが付いていて頭には、天使の輪っかのような白のカチューシャが付いていました。


そうまるで何処かの天使様か女神様かお姫様のように見えました。



「これが私ですか……?


それに凄く素敵なドレスです……」



私は、鏡でアンジュが用意したドレスを着た私の姿を見て呆然と鏡を触りました。



「気に入ってもらえて良かったです。


私とアイラさんでルイズ様に似合うドレスを考えて作ったのですよ。


やっぱりルイズ様の綺麗な金髪と青色の瞳と綺麗な肌のルイズ様にぴったりなドレスです。


宜しかったらルイズ様の呪いが解けたお祝いとしてこのドレスを貰ってもらえませんか?」



アンジュは、私の肩を触り優しく微笑んでこのドレスを貰ってほしい事をお願いしました。



「えっ、こんな素敵なドレスを貰っても良いのですか……?


ありがとうございます、アンジュ。


このドレスを大切にします……」



私は、初めてのアンジュからドレスのプレゼントが嬉しくて自分の着ているドレスを軽く抱き締めて嬉しそうに微笑みました。



「はい、このドレスを大切にしてくれたら嬉しいです」



アンジュは、慈愛を込めて私を見つめました。



「それで最後に行きたい場所があるのですが付き合ってもらえませんか?」



アンジュは、後ろに腕を組んで私の顔を覗き混んで上目遣いで私を見つめました。



「付き合ってほしい場所ですか……?


構いませんよ。


アンジュのお気に入りの場所に案内をよろしくお願いします……」



私は、アンジュに付き合ってほしい場所って言葉を聞いてきょとんと首を傾げました。


でもアンジュの付き合ってほしい場所は、素敵なところだと思い頭を下げてアンジュにお気に入りの場所に案内をお願いしました。



「はい、案内を任せてください。


アイラさん、今日は、ありがとうございました。


またよろしくお願いしますね」



アンジュは、自分の胸を叩いてニッコリと笑い案内を任せてほしい事を知らせました。


そしてアイラさんの方に頭を下げて洋服を用意してくれた感謝を表しました。



「いえ、ルイズ様みたいな可愛らしい女の子に着替えができました。


だから私の方こそ感謝をしてもしきれません。


ルイズ様、また、私の作った洋服を着てくださいね」



アイラさんは、軽く首を振りニッコリと笑いアイラさんの方が感謝をしている事を知らせました。


そして頭を下げてアイラさんの作った洋服を着てほしい事をお願いしました。



「い、いえ、あの……私の方こそ素敵な洋服を着せてもらえてありがとうございました……


またアイラさんの作った洋服を着せてください……」



私は、頭を下げてアイラさんの作った洋服を着せてほしい事をお願いしました。


私とアンジュは、アイラさんのお店を出るとアンジュのお気に入りの場所に向かいました。


森の中をしばらく歩くと街を見渡せる丘の上に着きました。


辺りは、夜の為に暗かったですが街光が綺麗でまるで空に輝く星空のようでした。



「わーー……凄く綺麗です……


まるで地上の星空のようです……」



私は、丘の上から見下ろす街の光が綺麗で感動したように街の光を見下ろしました。



「えへへーー、ルイズ様が私のお気に入りの場所を気に入ってもらえたみたいで良かったです。


私は、良く落ち込んだ時にこの景色を見に来るのですよ。


この綺麗な景色を見たら私の悩みがちっぽけの気がしました。


だからルイズ様も何か悩んだ時は、この景色を見て少しでも落ち込んだ気持ちを落ち着かせてくださいね」



アンジュは、私がこの景色を気に入ったのを見て嬉しそうにニッコリと笑いました。



「こんな素敵な場所に連れて来てくれてありがとうございます、アンジュ……」



私は、アンジュの特別なお気に入りの場所に連れて来てくれたのが嬉しくゆっくりとアンジュを抱き締めました。



「いえ、どういたしましてです、ルイズ様……」



アンジュは、私を優しく抱き締め返してくれました。


私は、この先もアンジュの側に入られれば良いのに思わずにいられませんでした。


私の呪いが解けてからアンジュが私のメイドと家庭教師になってくれました。


アンジュは、私に色んな事を教えてくれました。


料理に勉強に剣術に武道に礼儀作動に色々と教えてもらいました。


アンジュは、色んな事ができてさすがだと思いました。


そんな時に王様に呼び出されました。



「良くまいられた、ルイズよ。


噂は、聞いていたが本当に呪いが解けたみたいじゃな。


勉学や剣術も頑張っているみたいだな。


そこでルイズ、婚約してみないか。


相手は、私の息子のゼノだ。


王子でもあるから不満は、ないだろ。


どうだ?


婚約を受けてくれるか?」



部屋に入って来た私を見てゆっくりと椅子から立って私に近づいて優しく微笑みました。



「それは、その……すいません、少しだけ考えさせてください」



私は、王子との婚約って言葉を聞いて直ぐに私が婚約をしたと知ったらアンジュは、どう思うのだろうって思いました。


だから少しだけ頭を下げて婚約を考えさせてほしい事をお願いしました。



「そうか……では、返事を後日いただくとしよう」



王様は、自分の髭を触り少しだけ考え込んで私を安心させるように優しく微笑みました。



「すいません、ありがとうございます、王様……」



私は、頭を下げて王様の気遣いに感謝を表しました。


私は、屋敷に戻っても婚約の事で悩みました。


私は、アンジュの事を愛していました。


でもアンジュは、私に遣えているだけで恋愛として見られていないのは、理解していました。


それなのにアンジュとの恋人同士になるのを諦めてられませんでした。


だからアンジュの事を諦めて婚約するのに覚悟ができませんでした。



「お帰りなさい、ルイズ様。


あれ、ルイズ様、どうかされましましたか?


王様に何か言われたのでありませんか?」



私の屋敷に着くとアンジュが私に気がついて嬉しそうにニコニコ笑顔で私に近づきました。


そして私が何か考え事をしているのに気がついて心配そうに私を見つめました。



「アンジュに隠し事ができませんね……


アンジュ、もしも私が婚約をするかもしれないって言ったらどうしますか?」



私は、私が婚約をしたらどんな反応をするのか反応が怖くて恐々と控え目にアンジュを見つめました。



「……本心を話しても良いのですか?」



アンジュは、私の婚約って言葉を聞いて口元を押さえて少しだけ考え込んで直ぐに真剣な表情で私を見つめました。



「は、はい、覚悟は、出来ています。


遠慮なく言ってください」



私は、アンジュの態度を見て何か酷い事を言われるかもって思い両手を前で握り締めてアンジュの言葉を聞く覚悟をしました。



「ルイズ様のメイドとしてご主人様の幸せを願わないといけないのは、解っています。


ルイズ様が私以外の物になるのは、はっきり言って嫌です。


でも私には、ルイズ様の婚約を止める権利もありません。


ですがルイズ様が本当に婚約をしたいのでしたら婚約を止めません。


でもやっぱりルイズ様が婚約をするのは、嫌ですね。


こんなわがままの私ですいません。


ルイズ様は、私の事を軽蔑しましたよね」



アンジュは、私が婚約するのは、嫌だと即答しました。


そして私が婚約するのが嫌だと伝えた事で軽蔑されたと思い困ったように苦笑いを浮かべました。



「い、いえ、あ、あの……アンジュの事を軽蔑していません……


ですから大丈夫です……


それにアンジュが私の事を特別に思ってくれるってみたいで嬉しいです……」



私は、恥ずかしそうに顔を赤らめて照れ笑いを浮かべて控え目にアンジュを抱き締めました。



「……ありがとうございます、ルイズ様……」



アンジュは、私を抱き締め返して嬉しそうに微笑みました。


私は、アンジュが私の事を特別に思っていてくれるのでしたらアンジュの事を諦めるのを止めました。


私は、婚約の返事をする為に王様に会いに行きました。



「王様、時間を取らせてすいません……」



お城の王様の部屋に入ると頭を下げていきなり訪問をした事を謝りました。



「いや、ちょうど仕事を一段落ついたところだから気にするな。


それで婚約の話だな。


婚約の決心がついたのか?」



王様は、持っていた書類を机の上に置くと私の方を向きました。



「その事ですが……


私には、好きな人がいます。


ですから婚約の話を断らせてもらいます。


せっかく婚約の話を提案してもらったのにすいません……」



私は、頭を下げて婚約の話を断りました。



「そうか……


それならば、仕方がないな……


婚約の話は、白紙に戻そう。


で、好きな人ってのは、お披露目パーティーに連れて来ていたアンジュって言うメイドか?」



王様は、悪巧みをするように二って笑いました。



「えっ!?


あ、あの……は、はい……」



私は、アンジュの事が好きだとばれると恥ずかしそうに顔を赤らめて小さく頷きました。



「そうか……


それで私にしてほしい事とかあるか?」



王様は、優しく微笑んで何かしてほしい事があるのか質問しました。



「それでは……」



私は、前から考えていた事を王様にお願いしました。



「ほーー……それは、面白い事を考えたな……


解った、ルイズの提案を受け入れよう」



王様は、楽しそうに二って笑いました。



「ありがとうございます、王様。


それでは、そのようにお願いします……」



私は、頭を下げて私のお願いを王様にお願いしました。


そして私は、ある計画の為に頑張ろうって思いました。




ーTo Be Continuedー

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