朝起きたら逝っちゃってました。
俺の名前は山縣賢人。ごく普通の新卒リーマン『だった』……昨日までは______
『賢人ー!!!起きなさーい!!!』
んん……も、もう朝か……仕事…行かないとな。
でも、もう少し寝たいなぁ……
いつもの朝のように俺は重たい体を起こそうとしていたのだが
なんか俺の体軽くね?
『賢人!!!いい加減に起きなさ……っ!?』
『……賢人!?起きなさいって!!!……お父さん!!大変、賢人が……』
…………んん?????
いや俺もう起きてんだけど。
母さんは俺が起きてるのに気づかないのかずっと俺の体を揺らしているみたいだ
いつもなら最終的に叩き起されるのが定番になっている。
めずらしく、もう起きてるんだけどなぁ
てか母さんなんでそんな深刻そうな顔してんだよ。
あ、もしかしてこれが噂のおはようドッキリってやつか何か???夢???
………………というかそもそも眠ってる…というかこの目線で自分の顔が見えてるっておかしくないか……???
『なんだなんだ』
あ、親父おはよー……ってあれ
親父は俺の横を何も見えてないかのように通り抜けていった。
『賢人が……目を覚まさないの……早く救急車呼ばないと…』
ん????
母さんほんとにどうしたんだよ…俺は起きてるって言うのに。
……
『……賢人、ほんとに起きてないのか?…なぁッ!?……何かあったのか!?……おい……賢人……』
?????
って…………もしかして俺……………死んでるッ!?!?
その時俺は気づいてしまったのだ、朝目覚めぬまま俺は既に『逝ってしまっている』ことに。
確かに思い出してみれば昨日の夜寝る直前なんだか具合が悪かったような悪くなかったような……うーん覚えてないな
というか死んだら本当に魂って抜けるんだな。
なんて呑気な事を考えてる場合ではないなうん
『……もしもし……っ息子が、息子が……朝目を覚まさなくて……はい。……そうです……』
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ということがあり今に至る
『賢人…………昨日はあんなに楽しそうに会社の事の話してたのにな……』
『っ……ウウッ……賢人、なんで……ほんとに何があったの……ウッ…』
俺、本当に死んだのか?
まだ信じられないままだった
まだやりたいこともたくさんあった
彼女だって欲しかった
母さん、親父…………ごめん……
『あらあら…こんな所で幽霊さんが何をしてるのかしら』
『どちら様……ですか?』
____
____続かない
続きません
短編です
思い付きで書いたのでごめんなさいm(_ _)m