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とある戦国武将と中共との意外な共通点.

作者: 桃太郎

 熱いですねぇ~。

 中国共産党、全世界の注目の的ですよ。

 ファーウェイ、TikTokティックトックなど中国製品の使用規制。更には、領事館閉鎖ですよ。

 そんな、渦中の人物『中華人民共和国主席』(習近平)は、今まさに、『とある戦国武将』との共通点が、見えて来ました。

 そこで、本文で、その点を指摘していこうと思います。


 * * * 


 まずは、中国の動きから。

 南沙諸島、西沙諸島の領有権主張と周辺国との対立は、1970年代まで遡ります。

 が、今回は、これらの経緯を割愛。

 2014年の、南沙諸島人工島建設に関連した紛争と、場外乱闘に言及します。

 まず、ファイアリー・クロス礁における埋め立て工事は、2014年に開始されました。

 この工事は、約半年で完成し、本格的な軍事基地へと変貌を遂げたのです。

 ちなみに滑走路は、約3千米。そして、元々生息していたサンゴは、コンクリートの下。

 勿論、世界各国から批判が、殺到。

 が、それらは全て『口先だけで実行力は何も無かった』為、中国は、知らんぷり。

 ちなみに、当時の小浜…もとい、オバマ大統領は、『航行の自由作戦』を実施しました。

 これは、『米国海軍艦艇が、人工島の脇を、自由に安全に素通りする』と言う物でした。

 え? それだけ。

 そう言う方もいらっしゃるでしょう。が、事実です。

 考えても御覧なさい。

 もし、強硬な態度、例えば軍事行動なんてしてみなさい。大変な事になりますよ。

 折角、手に入れた『ノーベル平和賞』を、『剥奪』される可能性がありますから。

 こうした腹の内を、見透かされたまま、オバマは、任期満了。

 その後に、登場したトランプ大統領。当初は、『気休め』と知りつつ、『航行の自由作戦』を継続しました。

 しかし、インドとの国境紛争、尖閣諸島への排他的経済水域侵入。

 「1つの中国」発言に伴う台湾併合の野望。

 とどめに、香港への圧力。

 ここに来て、ようやく世界が、『ヤバイ、止めなきゃ』そう感じたようです。

 大統領の号令一下、米海軍の艦艇が、南沙、尖閣諸島の海域に展開してます。

 更に、『漁船に偽装した艦艇を派遣する』だの、

 『台湾が灰になるまで攻め滅ぼす』だの、

 『領事館閉鎖』だの、

 『中国製品の使用規制』だの、

 はったりを交えた挑発合戦をしています。

 今、まさに一触即発の『熱い』展開真っ最中!

 そして、更に中国から、次の一手が、飛び出した。

「年内(2020年)訪韓。」

 まあ、あれですな。既に中国包囲網が、完成し整備されつつある現状、味方は1国でも多いに越した事はありません。そんな所でしょう。


 * * * 


 次に、『とある戦国武将』です。

 時は、戦国末期。1585年(天正13年)。

 時の関白『豊臣秀吉』が、発した『惣無事令』から始まる。


 * * * 


 『惣無事令』とは?

 これは、『関白の名において命ずる。全ての大名は、私闘を禁ずる。』と言う物です。

 つまり、勝手に他の大名と戦をする事、領地を奪う事、滅ぼす事は、駄目と言う事です。


 * * * 


 あれ、確か国連憲章にもありましたよね。国連加盟国同士の『戦争禁止』。

 見つかりました。

 第一の共通点、『惣無事令』と、『国連憲章』。


 * * * 


 ちなみに、『惣無事令』と、『国連憲章』何れにも、『ある物』がありません。

 何が?

 違反した場合の『罰則規定』です。

 これには、大きな意味があります。

 それは、為政者に都合の良い罰則を与える事が、可能と言う事です。


 * * * 


 次、行ってみよう。

 『惣無事令』は、上手く機能していました。

 反抗的、或いは、『惣無事令』を無視して、領土拡張を目指す大名を次々、成敗する大義名分を生み出していったからです。

 これにより、秀吉に臣従を誓う大名が、増加。

 九州、四国、中国、近畿、中部を手中に収めた秀吉が、天下の総仕上げとして、着手したのが、関東、東北。

 これに先立ち、上洛を促す旨を文書で通達しました。

 要は、「面貸せや。」ですね。勿論、秀吉は、直接対面して『絶対服従』を大名に誓わせようと言う魂胆です。

 拒否されました。

 それも、複数回。

 しかも、『関東制覇』と言う初代から続けてきた悲願達成も間近。

 北下野(群馬県)の沼田城を残すのみ。

 しかし、ここに立ちはだかる男あり!

 ここでは、仮に『安房守あわのかみ』と呼びます。

 『安房守』は、山頂に築かれた小城に過ぎない沼田城を、度重なる侵略から守っていました。が、ここに介入してきたのが、関白秀吉。

「儂が、命じた『惣無事令』に逆らうとは、何事ぞ。両名とも上洛し、事の経緯を説明せよ。この関白秀吉に!」

 これが、いわゆる『沼田裁定』です。

 結果、沼田城は、『安房守』から召し上げられ、『とある戦国武将』に与えられました。

 が、『安房守』も転んでさえ、只では起きない。

名胡桃城なぐるみじょうだけは、譲れません。どうか、名胡桃城だけは、残して下さい。」

 懇願したおかげか、名胡桃城は、『安房守』の手元に残りました。

 しかし、『とある戦国武将』は、『安房守』の狙いに気付いてしまいた。

 それは、以下の通りです。

「名胡桃城は、沼田城より、標高が高い。よって、沼田城の様子が丸見えだ。ここを拠点にすれば、沼田城を奪還する事も容易。」

 そこで、『とある戦国武将』は、名胡桃城を武力で攻め落としました。

 これに、激怒した関白秀吉。『とある戦国武将』を攻め滅ぼす決断をしました。


 * * * 


 また、共通点が、出ました。

 それは、『1つの中国』と、『初代からの悲願、関東制覇』いずれも、武力で領土拡張を目論む『野望』です。


 * * * 


 更に、共通点が、出ました。

 関白秀吉=米国大統領

 『とある戦国武将』=『中華人民共和国主席』

 『安房守』≒日本国総理大臣


 * * * 


 しかし、『とある戦国武将』もただ、手をこまねいていた訳ではありません。

 味方作りをしています。

 手紙を送ったのは、徳川家康と、伊達政宗です。


 * * * 


 おっと、ここでまた共通点が、出ました。

 味方作り=訪韓


 * * * 


 と、こんな所ですね。

 え? 『とある戦国武将』って、誰なのか。ですか。

 当時、小田原城を拠点に、関東制覇を目前に控えた大大名。

 北条氏の四代目氏政、五代目氏直の親子です。


 * * * 


 さて、ここから先は、私見であり、予想に近い物です。

 実は、『中華人民共和国主席』には、ある『秘策』があるのです。

 それを説明する前に、新たな登場人物の、紹介といきましょう。

 朝鮮民主主義人民共和国! こと『北朝鮮』。

 思い出して下さい。かの国の『先代』の事を。

 殆ど、情報が外に漏れませんでしたよね。

 『先代』の秘密主義は、徹底していた為、こんな憶測が蔓延したほどです。

「あれだけ、ひた隠しにするって事は、知られたくない物をもってるんだ。『核』とか。」

 しかし、『先代』の没後、彼の息子が、跡を継ぎました。

 途端、ミサイル開発と発射実験を繰り返しました。

 人工衛星の打ち上げと称して、ロケットを宇宙まで、押し上げた事もありました。

 この豹変ぶりは、何でしょう。

 そもそも、何処にこんな莫大な資金が、あったのやら。

 答えは、簡単です。

 恐らく、チャイナ・マネーですね。

 つまり、『北朝鮮』は、『中華人民共和国主席』の指示・依頼で、ミサイル開発・実験を繰り返していたのです。

 何故?

 そう考える方もいらっしゃるでしょう。

 答えは、簡単です。

 核拡散防止条約によれば、核兵器を保有して良い国、悪い国を規定しています。

 そして、中国は、保有して良い国であり、実際に『核保有国』ですよ。

 気付いた方もいらっしゃるでしょう。

 中国の『核』を、『北朝鮮』のミサイルに乗せて撃つ。

 これが、彼等の『秘策』ではないでしょうか。


 * * * 


 以前、『北朝鮮』は、人工衛星の打ち上げと称して、ロケットを宇宙まで、押し上げた事もありました。

 あの時、「衛星の打ち上げに成功した。」と声高に喧伝していました。

 が、実際には、『北朝鮮』から打ち上げられた衛星など、一度も確認されていません。

 これは、どう言う事でしょう?

「どうせ、衛星の打ち上げに、失敗した事を、隠す為のパフォーマンスだろ。」

 と言う憶測が、蔓延しています。

 が、実際に『北朝鮮』が、隠したがっているのは、本当の目的でしょう。

 彼等は、あの時実験したのは、人工衛星打ち上げなどではありません。

 大陸間弾道弾の発射・米国西海岸を射程に収める実験です。

 その証拠に、ロケットは、宇宙まで飛びました。

 ここで、『北朝鮮』は、計算上、ニューヨークに、ミサイルを落着可能と確信しました。

 で、あればこれ以上の長居は、無用。機密保持のため、遠隔で自爆装置を作動させた。

 そうと、説明すれば、辻褄が合います。


 * * * 


 では、何故、中国は自国で、大陸間弾道弾の開発をしないのでしょう。

 もし、そうしたらどうなると思います?

 世界中から、叩かれますよ。

「核弾頭と、大陸間弾道弾を持つって事は、第三次世界大戦でもヤル気か!」

 こんな感じですね。

 ですから、『北朝鮮』にカネを掴ませて、悪者になってもらていたのです。

 本日は、こんな所ですね。

 ご愛読ありがとうございました。


<終わり>


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