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リアル・セイバー  作者: しき
最終章
49/53

勇者の意思

「天井人ムーよ。貴様もここで終わらせてやる。」

 シンはムーを神技の射程内に入れるために近づいた。

 ムーは神技「時間減衰」によりシンの動きを抑制する。

 シンは自らが編み出した神技「天ハ人ノ上に人ヲ作ラズ」を発動しムーを無条件に無力化しようとする。

 シンが勝利を確信したとき、勇者の最後手放した矛がシンに突き刺さる。狩人マキの独自能力(オリジナルスキル)武器操作ディレクション・アームの力である。マキは勇者が意識を失う直前に手放した武器に希望を見出していた。

「シン。あんたの負けだ。」

 マキは遠くから姿を現す。

「なぜ貴様にような雑魚が我の邪魔をできる。」

「そうだ。私は雑魚だ。遠くから戦いを眺めることしかできなかった。だが、こんな私にアランは勇気と機会(チャンス)をくれた。」

 シンを貫いている矛には封印の効果があった。シンはこれによりあらゆる能力(スキル)、神技、魔法が使えなくなっていた。

 シンは慌てて矛を抜こうとするが常人の力で抜けるものではなかった。

 ムーは神技「時空障壁」を完成し終え、その姿はまた半透明になっていた。

 突如大魔導士イミュが姿を現し、独自能力(オリジナルスキル)平和の女神(ピースフル・ゴッデス)

によりすべての者の戦意をそぎ落とした。

「けんかはおわりー。」

 あたりは一瞬にして静まり返る。

「また、助けられなかった。」


 

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