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リアル・セイバー  作者: しき
最終章
48/53

剥奪

 勇者アランは盗賊ケイト、罪人神奈、賢者シンと相対していた。アランの見込みでは程なくして敗北することは予測していた。

 神奈が最上級魔法純白漆黒天使降臨モノクローム・エンジェルを唱える。この魔法の隠し効果には対象の弱体化がある。1秒で約1割対象の力を奪う。30秒もあれば勇者としての力を失わせるのに十分であった。

 1対1なら天使を破壊することでそれを防ぐことができるが、同時にケイトが独自職能力オリジナル・ジョブスキル心を折る(メンタル・ブレイク)を発動し小刀で切りかかる。攻撃がその身にかすりさえすれば勇者であろうとも例外なく屈服する。ケイトは神技「物理法則無視」で人間離れした速さで動くことができた。

 アランは独自職能力オリジナル・ジョブスキル想像上最強の矛盾イマジナリー・レジェンドウエポンズを使用し、ケイトの攻撃を防ぎつつ反撃する。ケイトはダメージを受けるも常時能力(パッシブスキル)渇望(ドライネス・ハート)により全く怯まない。

 ケイトの1036回目の攻撃でついにアランを捉えた。アランの精神は絶望に支配され、身に着けていた武器をすべて手放す。

 シンはいつもどおり弱ったアランに対し職能力(ジョブスキル)市民平等(ジョブリセット)を使用し無力化した。

「勇者アランよ。貴様はとっくに用済みだ。」

 シンは少し離れた位置にいる天井人ムーに近づく。

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