開戦
最後の戦いは魔王ホーラの攻撃によって始まる。天井人シンを含む反逆者達に向かって最上級魔法流星群を放つ。相手の魔法詠唱を封じつつ自身は最上級魔法を連打できるのがホーラの特権である。
盗賊ケイトは先日の戦いにて「混沌」の理を得ており神技「物理法則無視」で宙に浮かび上がる。そして、独自能力完全消滅でホーラの攻撃をかき消す。
「小悪党風情が。者ども進軍せよ。」
ホーラが手をかざすと魔王軍が次々敵に突撃する。
防人ヘレンは職能力耐性強化で魔王軍を強化する。
「雑魚のくせに生意気。」
魔獣使いチカが独自職能力生成により、黒毒竜の群れを作り出す。黒毒竜を吐く毒は魔王軍兵士の鎧を貫通した。
「厄介な。それなら本体を叩くまでよ。」
忍者ミトンは職能力隠密でチカの背後に現れ。クナイで切り裂く。
しかし、手ごたえはなく、チカのマントから黒い力の塊が溢れ出した。
「こ奴。化け物か。」
ミトンはチカから距離をとる。
クロゼッタは周囲に目もくれず独自能力刹那で瞬時にシンに近づく。敵の集団はシンが倒れれば目的を失うことを事前にアランから聞いていた。
しかし、通常なら介入できないほんの一瞬に神奈が独自職能力天使化を使い反応し、道を塞ぐ。
「もう少しなのに何で邪魔するの?」
クロゼッタは神奈に殴りかかるが受け止められる。
「私はシン様の希望を守りたいだけなんだ。悪いけど少し眠ってて。」
神奈は独自職能力聖なる棺によりクロゼッタを閉じ込める。
「時間がない。我はムーの元に向かう。」
天井人シンは足を進める。