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リアル・セイバー  作者: しき
第2章
33/53

迎撃

 亜人迷宮最深部に天井人不亜(ふあ)と案内人堤信吾(つつみしんご)はいた。そこにいある大画面には侵入者である5人の姿が映し出されていた。

「1人は結構深くまで来てますね。亜人たちを差し向けますか?」

 堤慎吾は不亜に尋ねる。堤慎吾はもうすでに亜人迷宮を8割の侵攻をしている侵入者と面識があった。盗賊ケイトである。かつて天井人ネアンを屈服させた経歴があり油断ならない存在であることを知っていた。

「いや、彼は能力(スキル)を奪うことができるようだ。数では押せない。私の迎撃システムを使う。お前は亜人たちを使い他の侵入者の妨害をしていろ。」

 大画面には侵入者の詳細な情報が表示されていた。堤慎吾は唯一まともな戦闘による妨害ができそうな元囚人の縫目神奈の元に戦力を集めるよう通信を行う。

 そして、堤慎吾は最深部を後にし天井人新の侵攻を食い止めるべく迷宮を進む。この迷宮は不定形でありそのルートは常に変化している。堤慎吾は自前の職能力(ジョブスキル)迷路掌握(ラビリンス・マスター)と不亜から付与されている管理者権限により、迷宮パターンを作り替え続ける。戦闘に向かない自身ができることは妨害しかないがそれでもできることを精一杯やる主義であった。新は瞬時に正解分岐(ルート)を進もうとするがその瞬間に迷宮を作り変える。

 堤慎吾はこの怪物に対し、意識が途切れるまで抵抗する覚悟であった。

 



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