表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアル・セイバー  作者: しき
第2章
23/53

愚かなる末路

「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません。」

 少年須納瀬栄人(すのせえいと)はアパートの101号の一室で謝り続けていた。少年の目の前には天井人浦川七海、非実在系幼女いのり、割と普通の少女神奈がいた。

「久方ぶりね。須納瀬栄人。あなたは何をしてたの?」

「亜人を討伐しておりました。」

 須納瀬栄人は恐る恐る答える。

 浦川七海は神技「絶叫系アトラクション」で須納瀬栄人の五感を歪ませる。

「ぎぃやあああああああああああああああああああああああああ」

「あたしに嘘をつけると思ったの?詐欺強盗傷害その他三昧だったのに。」

 浦川七海は残念そうに呟く。

「つみをにくんでひとをにくまずー」

 いのりが須納瀬栄人を擁護する。

「なぜあたしが怒っているかわかる?」

 それにかまわず浦川七海は須納瀬栄人に問う。

「自身に宿る邪悪な魔物の力に屈し傀儡となっていたことでしょうか。」

「いいえ。あたしの親友に手を上げたことだけど。」

 浦川七海の神技「反乱と崩壊」により須納瀬栄人の体は崩れ去っていった。少年は中に潜む邪悪な魔物ごと塵となった。

 神奈は神様にも近い存在が感情により人を裁いたことに恐怖を覚えた。

「もしかして私の罪も知ってますか?」

 神奈は確認する。

「おおよそわかってるよ。ただいのりちゃんも言ってるじゃない。罪を憎んで人を憎まずってね。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ