『強い』主人公を作る事と、『使いやすい』主人公を作ること
作者の皆さん。昨今はチート系が流行っていますね。まぁ結構前からですけれども。
そのブームに上手く乗れた作品が二つあり、その両方が評価1000を突破し、まぁ記念?といってはなんですがまぁ書いてみようかなぁ?と言った次第です。
さて、それでは本題に。
最近では「チートすぎる」など、「チート」という言葉を使った作品がひっじょーにたくさんあります。もはや二番煎じでないものは存在しないでしょうね、ほとんど。
その内容と言ったらまぁ様々で、成り上がった末にチートだったり、レベル2でチートになったり。
最初からチートと後天的チートに分かれると考えていますがまぁそれはどうでもいいですね。
チート=強い、という方程式はもうほぼ固定観念として根付いてしまっています。
まぁ本来のチートとは、「ズル」や「反則」と言った類の言葉なので、まぁずるいと思うほど強
い、とかそういう意味から派生したんでしょう。
今回の主人公の話は、バトル系の話です。
で、まぁ「強い主人公」を作るのは簡単です。
大抵の作品は一点を尖らせていますが、実際、強くするのには弱点を埋めていくのが一番速いです。
で、まぁそうして作り上げた「強い主人公」ははっきり言って使いづらいと思います。やった事がある人は分かると思いますが、どうがんばっても一発ネタの連続、同じ主人公の短編集のようになってしまいます。
一発ネタのピン芸人が長く残り続けるのはマレなように、実際すぐに人が離れていってしまう気がします。
「使いやすい主人公」は、つまり、弱点の数が多い主人公です。弱点の数が多ければ、話もピンチが多く盛り上がりやすいですし、弱点を克服するという展開も自然に挿入出来、なにも浮かばない時の時間稼ぎもできます。
ストーリーもそれなりに長くなります。苦戦するという展開を何度も入れることができるため、最終的な目的の達成を遅らせられるからです。
まぁ簡単ですが、こんなものでしょうか?
最後に今のなろうに対して、なろう系の作品はバトルものが多いですが、もっとほのぼのとした作品も増えていいと思います。