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きっと夢は叶う
「嗚呼、ロミオ、どうして貴方はロミオなの?」
私もいつか、こんな恋が出来るの・・・?
そう思っていたけれど、人は成長して酷な現実を 知ってしまう。
時は、残酷だ。
5年後・・・
「演劇部に入りませんか??」
「あ〜、ロミオとジュリエットとかやります?」
「そうなんですよぉ〜、よくご存知で!
なんと行っても、茅原先輩とか!」
「それ、私の兄です。茅原真凛で す。」
「そぉなんですかぁ〜、道理で美人さんだと。」
「褒めていただいて有難うございます。
ですが、演劇部に入るのは、遠慮しときます。」
・・・私の兄のせいで、新学年は、前途多難だ。
何故かファンが多い兄。紹介を頼まれて、友達と仲が険悪になることも多い。
だから高校では、兄と違うところに入りたかったのに。うちの学校は推薦が多く、公立なので人気が高いのだ。
今回は上手く行くだろうか。難しいかも。
クラス発表はもうされているみたいだ。
きゃあきゃあ、わあわあ、歓喜の声が聞こえる。
そりゃあ、友達がいたら嬉しいものだ。
はたして、友達は出来るだろうか。




