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たのしいゆめ  作者: 蒼翳
9/10

第九夜

午前三時半を回った。

『思い出は万能だよな』とペットの亀は俺に語りかける。

しかし俺は既に死んでいる。

返事のしようはない。亀もわかっているはずだというのに。

針葉樹林が焦り始めてる……

二日後にはきっとこの部屋ごと琥珀になるだろう。逃げておけよ、亀。


とは言え、亀は俺の言葉などきこえるわけもない。共に琥珀になり、人類学者だの考古学者の脳味噌を混乱させる道具となるのだ。


午前四時を回った。


俺は考えている。

果たして思い出は本当に万能か?

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