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たのしいゆめ  作者: 蒼翳
6/10

第六夜

夜の海辺。

流木を叩き割れば木っ端はダイヤやコランダム。砂は地上の生物の心臓の灰だ。

見よ。

あれが待ち望んでいたストロマトライトの夢。

あれこそが我々の希望、我々の絶望。

時折聞こえる悲鳴にも似た歓声は我々のやまびこ。銃声などは気にするな、奴らの妄言だ。

生命沸く泉の底でお前らは五度死ぬ。

六度蘇り、再びコーンスープを飲めることを嬉しく思うといい。

聞くがいい。

この海辺は時折動いていく。

哲学を玩具にして歩いているのだよ。

楽しいぞ、愉しいぞ、娯しいぞ、タノシイぞ。


我々は現在石膏に身を包むゾンビだ。

歩け。

歩け

歩け……







夜の海辺。

男がただ演説をひとりしていた。

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