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BLACK OUT

 …気がつくと目の前には多くの浅黒い男達が大勢いた。視界がぼやけ、意識が朦朧(もうろう)としている。体が熱いのを感じた。段々、目の前が暗くなっていく。


 目が覚めた頃、妙な違和感を感じた。それは手足の自由を奪われたからだった。固く縛られた両手・両足はもはや役に立たない。ただ、目の前の敵に対しては目で睨むことでしか抵抗出来なかった。奥では、赤くなった鉄の棒がその役目を果たすときが来るのを待っている。一人の男がそれを手に取るなり、歩み寄ってきた。体中にしびれと比類なき激痛が走る。唯一覚えているのは、耳に残った罵声と笑い声だった。


 苦しみから解放された後に、自由を奪われていた手には機関銃が握らされた。血と硝煙の匂い漂う日々。見えない足かせと見えない手錠に自由を奪われていた。この地はルールも法も無いに等しい無法地帯。信じることができたのは自分自身と、鉄の塊から放たれる鉛の弾だった…。

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