進み続けるだろう
僕らは進み続けるだろう
たとえ進むその先に待つものが別離であろうと
拒まんと立ち止まったとして
時は無情に過ぎ行き
自らの歩みは留めても
誰かの背中を掴むことはできず
ただひとり
忘れられた過去の中に取り残されるだけなら
進むことでしか僕らは何も得られない
留まるとも喪失を思い知り
後退るとも抜け殻を見るだけなら
僕らは進み続けるだろう
たとえ別れの岐路を臨んでも
叶わない祈りと知っても
いつかまたこの道が交わることを信じて
僕らは進み続けるしかないのだ