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バイオアイランド seventeenth birthday  作者: デッド星奈
バースデーブレイク
3/11

生き残れ

叫び声を上げる桜、それに対してゆっくり迫る動く死体。

「あ、銃・・・」

ホルスターから銃を抜き取り構える。

「動くな!」

構わずに前進してくる動く死体、しかし動く死体は桜に興味を示さずに砂浜に倒れていたスーツの死体にかぶりついた。

「しかとしてんじゃねぇ!」

動く死体の頭部に一切の迷いとか容赦なさすぎるハイキックを繰り出す。グシャという鈍い音と共に動く死体の頭部が吹き飛ぶ。

「死んで・・・たよね、あれ・・・動く死体なんて初めてみた、ゾンビか。」


一方その頃


黒い戦闘服に身を包んだ二人の男が島の中心に位置する施設の外で話をしていた。

「マウスは?」

金髪の男が仲間の1人に聞く。

「死んだよ飛行機の乗員を始末し損ねた、今頃うなってこの島の森をさまよってるさ」

サングラスをかけた男が答える。

「エリック、上だ!」

「ん?ぎゃゃゃ!」

サングラスをかけた男の上からこの世の生物とは思えない生物が降ってきた。その生物は大きなハエのような頭をしていて口から舌を出し、エリックと呼ばれたサングラスをかけた男の心臓を舌で貫いた。

「くそう・・・!」

金髪の男は持っていたサブマシンガンを乱射。

「モスキートめ!」

だが一発も当たらずに逃がしてしまった、装備にあった無線機を取って叫ぶ。

「隊長!エリックが・・・エリックがやられた・・・隊長?応答して下さい!隊長・・・」

応答なし、得体の知れない生物が徘徊する島に1人取り残された男。

「ウオオオ!!」


「なに?今の叫び声?」

ゾンビの頭を蹴り飛ばした、赤いジャケットの少女が島の森の方を見る、そして森の方へ向かって歩き出す。未だに島から霧が晴れない。

「誰かいるのかな?もっと奥にいるのかな・・・」

霧の深い森にブラックパニッシャーを構えながら進む桜、森は毒々しい植物でいっぱいな上、足元の地面は豪雨のせいで滑りやすくなっていた。

「歩きにくいし、あー靴が台無し・・・」

しばらく森を進むと呻き声と地面を這いずり回るような音が聞こえてくる。

「ゾンビ共か・・・上等だ歓迎してあげるわ」

銃を撃ちながらゾンビを次々倒して行く。近すぎて、狙いが追い付かないゾンビに対しては、ハイキックを頭に狙って繰り出し応戦した。

「キリがないわね、一旦木の上に登るか・・・」

呻き声を上げながら、桜が登った木に近寄り手を上げるて捕まえようとする。

「囲まれた・・・隣の木に跳び移れそう、よし」

木の太い枝の上で走って助走を付けて跳び移った、その拍子に枝が折れて戻れなくなった。

「あーもう、どうしたら、ん?あいつは」

跳び移った先の木から見えたのは黒い戦闘服のゾンビだった、サブマシンガンを装備していて、胸のハーネスにはグレネードが付いていた。

「ハイジャック犯か自業自得って感じ、でも利用できそうね」

ブラックパニッシャーの狙いをグレネードに定めて打つ。

「当たれ!」

グレネードに見事命中、爆発がゾンビを一気に飲み込んでいく、だが同時に桜が乗っていた木が根元から倒れる。

「あわわわ、とう!」

思いきって跳び着地、ジャケットの襟を

直すと、ちょろいものねと言ってまた歩き出した。

「ブラックパニッシャー・・・弾切れか、まぁいいわ。」

森に入って数十分、霧はまだ晴れない桜は自分がどの方向を向いて歩いてるのか怪しくなってきた。

「声の方向はこっちのはず・・・多分。」

もはや勘を頼りに進む。すると、突然羽のような羽ばたく音が聞こえてくる。次第に大きくなり後ろに何かいる。

「おっと!挨拶もなしに襲いかかって来るなんてレディに失礼よ」

羽の音の主はモスキートだった、大きな爪で桜に襲いかかるが回避された。モスキートは両腕の爪をカチカチと鳴らし、再度跳び上がり襲いかかってきたが、桜に空中回し蹴りで帰り打ちにされ、木に叩きつけられた。

「ブラックパニッシャーに弾が入ってたらもっと楽に殺して上げられたのに・・・」

羽ばたけなくなったモスキートに近寄りトドメの顔面にハイキックぐしゃぐしゃになるまでじっくりと蹴り続けた。

「ゾンビ以外にも変なのいるなぁ、なんか慣れてきちゃった」



キャラクター設定です 遅れてすいません


文月 桜

17才

特技はテコンドーと射撃

いつも赤いジャケットを着こなしてる

両親が格闘家で憧れて幼いころからテコンドーを始める、今では岩をも砕く蹴りとなった。

愛用銃のブラックパニッシャーは過去自分を襲おうとしたヤクザの男から奪い取った物で元々は銀のステンレス製だったけど黒く塗装したよく空き缶を的に練習、弾は実弾でとっても危険、弾切れした時はなんと両親がブラックマーケットで購入してくれた。

学校ではかなりレベルの高い方で容姿や勉強、スポーツも完璧、女子によく持てる。

なにかと物事に慣れるのが早い。



エリック

「エリック、上だぁ!」

以上です。


金髪の男 名前はまだない

けどネズミでもマウスでもない

「我が輩はマウスである、名前はまだない」

知る人ぞ知るマザー2ネタ。


マウス

死んだよ、シェパードが掃除をさせてる


隊長

応答なし。



ふざけてすまん

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