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これまでの何ちゃらの試練みんな幻や

太子は瞑想の中で、はっきりと悟った。

「これまでの、なんちゃらの試練…全部、煬帝が設けた幻影だったんだ」


幻の中の激闘、倒したはずの番人たち、そして無限に繰り返される羅刹殿の試練。

すべてが、煬帝の策略によって太子の心を翻弄する幻だった。



馬子は太子の肩に手を置き、静かに言った。

「そうや。奴はお前の心を折るため、強烈な幻影を見せて、苦しめる。だが、それはただの幻や」



太子は拳を握り締めた。

「幻なら、俺がぶち破る。真実は、俺の拳で掴む!」



馬子は力強く頷いた。

「その意気や。もう迷うな、太子。真の羅刹殿の試練は、これからや」



太子の拳に新たな決意が宿る。

煬帝の幻影を超え、己の拳で未来を切り拓くための闘いが、今まさに始まろうとしていた。



羅刹殿の奥深く、真の敵が待つ。


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