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太子の拳 〜熱血聖徳太子烈伝〜  作者: 牧亜弓
外伝 及び 巻末付録
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巻末付録 十七条の拳法 条文

──それは、和をもって敵を討つ、太子流・超絶武術の極意!


かつて太子はこう語った。

「和を以て貴しと為す、されど……拳もまた、時に貴し」


この拳法は、あの「十七条憲法」の精神を拳に宿し、修羅の世において和と力を両立させるために生まれた超・実戦格闘術である。聖徳太子が未来から来た道鏡ロボを迎え撃つため、極限まで鍛え抜いた拳の真髄がここに!



●第一条:和拳わけん


「和を以て貴しと為す」

敵を打たず、受け流し、調和によって勝利する太子拳の基本形。カウンターや無力化を得意とする。


●第二条:忠拳ちゅうけん


「篤く三宝を敬へ」

三つの打撃(頭・胴・脚)を連携させた三位一体拳。仏の慈悲を宿した回し蹴りが炸裂する!


●第三条:礼拳れいけん


「詔を承りては必ず謹め」

礼儀正しく、しかし強烈。一礼から繰り出される礼法打撃。相手は無意識に正座する。


●第四条:義拳ぎけん


「群臣百寮、礼を以て本と為せ」

集団戦に強く、拳を繋ぐコンビネーション技。必殺「百官連撃の儀」は超必見。


●第五条:戒拳かいけん


「悪を懲らしめ、誠を貴ぶべし」

相手の悪意を見抜き、拳に正義を込めて一撃で浄化する。いわば太子版“波動拳”。


●第六条:時間拳じかんけん


「早朝に政を行うべし」

スピード系拳技。まばたき一瞬で六撃。遅刻したら即死の覚悟。


●第七条:慎拳しんけん


「群臣は職掌を慎め」

一撃必殺の“重拳”。反復動作で自責の念を相手に植えつける精神攻撃付き。


●第八条:恭拳きょうけん


「群卿は上命に恭順すべし」

柔術と合気を応用した投げ技。ロボ相手にも通じる“太子式おもてなし”。


●第九条:清拳せいけん


「嫉みを去り、清浄を貴べ」

負の感情を吸収して力に変える浄化拳。嫉妬も八つ当たりもこれでスカッと解消!


●第十条:忠勇拳ちゅうゆうけん


「忠と勇を以て己を尽くせ」

自分を犠牲にしてでも戦う捨て身の拳。“太子爆炎鳳凰拳”は自爆スレスレ。


●第十一条:聞拳ぶんけん


「言を聞きては心を用うべし」

相手の台詞をすべて記憶し、弱点を見抜く解析型拳法。おしゃべりな敵ほど弱い。


●第十二条:信拳しんけん


「信用は国の基なり」

“信用残高”に応じて威力が変動するギャンブル拳。太子の信頼は絶大。


●第十三条:怒拳どけん


「怒を抑え、義を重んずべし」

怒りをパワーに変えるが、制御が難しい。暴走モード“太子紅蓮形態”に移行する。


●第十四条:言拳げんけん


「言を慎め」

毒舌とともに繰り出す言霊打撃。相手の精神を先にへし折る。


●第十五条:修拳しゅうけん


「修養を尊べ」

防御技。どんな攻撃も紙一重でかわす。瞑想中は無敵モード。


●第十六条:義理拳ぎりけん


「私を棄て、公を先とせよ」

「親の仇を討つ前に町内会に出る」ような拳。誠実すぎて泣ける。


●第十七条:真拳しんけん


「道に背くことなかれ」

太子拳の究極奥義。魂を拳に込め、善悪・正邪を超越した一撃。

未来の道鏡ロボをも吹き飛ばす、“神拳・十七条爆心衝”はこの条に秘められている。



【編集後記】


これらの拳法は、過去と未来、拳と言霊、武と和をつなぐ、聖徳太子の叡智そのものである。全てを極めし者こそ、真の「拳聖けんせい」と呼ばれるにふさわしい。


太子の拳は、我らの魂に今なお熱く宿る!


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