表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

100/131

波乱の辺境伯領11

やっと熱下がりました( >⁄_⁄<⁄).。oஇ

ご心配おかけしました。

完結まで更新頑張っていきますね!


田舎の辺境伯領に見慣れない人が来ていたら、誰かしらの目には止まっているんじゃないかと思う。

都会より人々の距離の近い領内で、知らない顔が堂々と動けるはずは無い。


「そうだな。領内の聞き込みにも力を入れよう」


「はい。お願いします。私はカルト集団についての書籍を当たってみます」

立ち上がると一礼して部屋を後にした。



私達の知らない間に、知らない場所で何かが進んでる。

その気持ち悪さに身震いした。

まだ、カルト集団とは決まった訳では無いけれど、何の目的で数百年前と同じことをしているのだろうか。


我が領地を巻き込むだなんて、許されざる行為だ。

迷いの森に入ったという青年の事も気にかかる。

当時、突然現れた彼等は何者だったんだろう。


分からないことだらけで、本当に嫌になる。

領地が凶暴化した野獣の危険に晒されていると言うのに。


誰か、過去を知る人物は居ないのかな。

数百年前なんて生きてる人なんているわけは無いけれど。

神様でも無い限り、無理だよね。



「あ」

神様……いるじゃない。

どうして思いつかなかったんだろう。

来てくれるかどうかなんて分からないけど、呼びかけてみようか。



「神様、居ませんか?」

図書室の誰もいない空間に向かって声をかけてみた。

息遣いが聞こえるほどの静けさに、私の声だけが通る。


まぁ、そんな簡単に来ないか。

椅子の背もたれに体を預け、全身の力を抜いた。


「やあやあ、神様だよ!」

突然背後から聞こえた声にビクッと体を跳ね上げた。


「うわっ」

女の子らしくない声が出てしまったのは仕方ないと思う。


「そんな驚かなくてもいいじゃん」

振り向いた私に光の玉がゆらゆら揺れた。


「背後から急に出てくるとか、驚かすつもりでしたよね」


「そんなことないよ。人聞き悪いなぁ」

悪びれずそう言った光の玉に猜疑心に満ちた目を向ける。

久しぶりに会った神様は相変わらず軽いノリだった。


「人でもないですけどね」


「それは言わない約束だよ」


「そんな約束してませんよね?」


「アリーシャの弾むような切り返し、いいね!」

今、私は神様を呼び出したのは間違いではないかと思い始めてる。


「もう、そんな凍るような視線を向けてくるのやめてよ。それより僕に聞きたい事あるんでしょ?」


「ええ、そうですね」

さっさと聞いて追い返そう。


「アリーシャの目が冷たい」

僕泣いちゃう、だなんてふざけてる光の玉を無視して私は問い掛ける。


「数百年前にこの地でカルト集団が起こした事件の事って知ってますか?」


「ああ、迷いの森でおかしな生体実験をしてる連中でしょ?」


「生体実験?」

聞きなれない言葉に首を傾げた。

いつも読んでくださりありがとうございます(⁎-ω-⁎))"ペコンチョ

面白かった!続きが見たいと思った方は、ぜひブックマークをお願いします。

感想やいいね!レビューなども、執筆の励みになるので頂けたら嬉しいです。

いつも読んでくださる読者様に感謝を(ㅅ´ ˘ `)


アリーシャの今後の活躍を楽しみにしていてください(◍´꒳`◍)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 『人聞きの悪い』の意味を調べましょう。『人でもないですけどね』とは?意味間違えてませんか?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ