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雨底

作者: 緋桜

長い指に挟まれた煙草がゆっくりと唇から離れて、煙が降りそぼる雨の間をまるで縫うように登っていった


ぽっかりと浮かぶ月のような白い顔に、髪が一筋かかって

私を射抜いた冷たい瞳は、だけどなにも映していなかった


ぞくりと走った震えが、怯えなのか昂ぶりなのかわからない


ただ衝動のままに駆け寄って、飛びつけば、あなたは微かに眉を顰めた


この気持ちがなんて呼ばれるのか、

そんなことはどうだっていいわ


愛も恋もいらない


私を見ない瞳ごと、ただあなただけがほしいの









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