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現代文の解法:問題集 ~現国の問題を一枚ずつ脱がしていく脱衣系露出プレイの官能を感じよう~  作者: 朝倉 ぷらす
エッセイ:朝倉 ぷらす著「人称の問題を通して気づいた真理の欠けら」
6/7

かいせつ☆ 初級者はここから!


 解説に入る前にみなさん、前作の「現代文の解法:現代文にも解き方があるってご存知ですか?」は読まれました? ↓にリンクがありますから、読んでみてくださいね。

 その上で、解いたらどうなるか。


 今回の「人称の問題を通して気づいた真理の欠けら」は3つの部分に大別できるっていうのが、上級者用問題からわかりますか?


 なぜでしょうか。


 だって、傍線部を3つ、問で示しているからです。

 それだけなの? って思うことなかれです。

 前作でも書いた通り、現代文は、パーツに分けて要約してしまえばお終いですから、パーツ分けできる情報は、貴重なのですよ♪


 では、上級者用問題から分けられる部分ですが、↓のようになります。


 ―――――――――

A 今日ようやく……


A の二種類に……

 ―――――――――

B この、「視覚情報ネイティブ……


B 内容がスカスカだと……

 ―――――――――

C そう考えると、評価を……


C ああ、そうです。私……

 ―――――――――


 ふむふむ。


 いや、わかんないですよ!


 上級者用問題を見て、「こういうふうに文章を分けたら良いんだー☆」なんて思える人は、十分解けますから! あとは適切に文章を短くする方法を学んだらいいって思いますよ。


 正直、中級者用問題の方を見て、文章をどういうふうに分ければいいのか学ぶ方が良いです。

 すると、↑の分割はさらに細かく↓みたいになるんです。


 ―――――――――

A 今日ようやく……

     ―――――――――

      エピソード(問1)

       エッセイを投稿

        ↓

       感想をいただいた

        ↓

       その方の(中略)作品を読んでみた

        ↓

       私が苦手とする文体というか、人称で書かれていた

        ↓

       どうして私は、この方の文章が苦手なのだろう。

     ―――――――――

A の二種類に……(問2)

 ―――――――――

B-1(問3)

  この、「視覚情報ネイティブな人」が、違和感無く書く文章というのが、私が苦手とする文章だと、気がついたんです!

   ↓

  こういう人の文章を読むと、一人称で始まったハズなのに、自分の行動を客観視する三人称のような文体になり、急にまた一人称に戻ったりするのです。

   ↓

  映像作品やマンガなどでは、人称の切り替えは、当たり前のように出てきます。

   ↓

  こういった視覚情報に訴える作品では、人称が切り替わる事を表現しやすいため、色々な作品で頻繁に使われていることに気がついたんです。

   ↓

  そういう作品に慣れ親しんだ人にとって、一人称と三人称の境は、かなり希薄なのでは? ということに、気がついたのです。


B-2(問4)

  これは、私が「視覚情報ネイティブな人」側に寄る努力をしなければ、話にならないと気づいたんです。

   ↓

  お約束、とは集合知の側面を持っていて、ある作品を読んだだけでは語れないようになっています。

   ↓

  集合知であるお約束を含めて「なろうテンプレート」(中略)が、今のなろう小説の本質だ


B-3(問5)

  内容がスカスカだと……

 ―――――――――

C(問6)

  彼らは、一体どれ程の作品数を読みこなして

   ↓

  集合知を感じ取り、それを適切に使いこなす(中略)才能

  物語の説得力や面白さを引き出す才能

  両方のネイティブな人に突き刺さる文章を書(中略)く(中略)才能

   ↓

  なろうファンタジーという集合知に基づいた巨大エンタメ作品郡を想像すると

   ↓

  ――ゾッと、しました。

   ↓

  ここから先は、私よりもずっと頭のいい人にでも考えてもらう方が良い

 ―――――――――



 これで「なるほどー。」と思っていただけたら幸いですね。

 でも、まだまだピンとこない人もいるでしょう。


 だって、Bの部分を、どう読んだらいいかって悩みませんでした?


 Aの部分は、まあ、この辺かなーって思った人も多いでしょう。あと、なんとなく、「内容がスカスカ……」のあたりから、話変わったぞ、と思った人も多いでしょう。

 でも、B←お前だよー! わかんないよー。って思うじゃないですか。


 だって、これ、エッセイですから。


 エッセイの難しいところって、カッチカチの評論や、ストーリーを追っていく小説と違って、論を追いながら、適切に語句を短く言い換えていく作業が必要なんですよね。

 Aの部分。いきなり挟まれるエピソード。これは小説と同じく短くまとめましょうね。

 そしてB。例示と論と、エピソードが入り組んでる! なぜ!


 これを、どう脱がしていけ、と?


 そう思った人も多いでしょう。多分、「人称の問題を通して気づいた真理の欠けら」ちゃんは、複雑な服でも着てるのでしょう。

 たぶん、よく用途不明なヒモが多くて、こんがらがりそうになる服とか、どう脱がしたらいいかわからない下着とか着ているのでしょう。


 そりゃー難しいですよ。


 私も、最初だから自分の作品で何とかしようって思ったんですけど、難しかったですもの。

 何これ、どうやって着たの? っていう感じでした。

 しかも読み解けば「わたしにはわかんなーい!」って言いだす始末。


 つまり、今回は解けたら凄いですよ。


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解き方に詰まったら、↓をご一読くださいね!
現代文の解法:現代文にも解き方があるってご存知ですか?
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