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イリア大陸旅行記

魔法使いの国

作者: ゆき♪

https://twitter.com/t15067tt

友達募集しています。

 自由都市キャンベルは、魔法の技術が栄えていると言う。


 その情報を旅の道中ですれ違った旅人から聞いたシルフィード・アムドゥスキアスは、その魔法の技術がどれほどまでか好奇心が湧いて、キャンベルに足を運んだ。


 結論を言うと、キャンベルの魔法の技術は、舌を巻くものであった。


 例えば。


 火力を自在に調節することの出来る魔法のキッチンがある。


 音声や画像を保存することの出来る魔法の鏡がある。


 誰でも空を飛ぶことの出来る魔法の箒がある。


 遠く離れている人とでも会話することの出来る魔法の石がある。


 キャンベルでは、どんどんと魔法の技術を発展させる為に、魔法使いの育成に力を入れており、初級学校から魔法の授業を展開していると言う。


 そして、その中で類まれな魔法の才能のあるものは、都市から学費を全額免除されることがあると言う。


 驚くものでは、初等学校に通う年齢で、都市で一番大きな魔法研究所の研究員になった人もいるそうだ。


 シルフィードは、キャンベルの政治に感心した。


 しかし、シルフィードと旅を同行しているエマ・アイリスは、一言だけ、「くだらない」と吐くだけであった。


 その理由は、シルフィードは、なんとなく理解することが出来た。


 それは、エマがシルフィードら人間とは違って、千五百年の時を生きるヴァンパイアの中でも、最高位に位置するQV(クイーンヴァンパイアの略称)だからである。


 それゆえに、ヴァンパイアのエマからしてみれば、人間の行動なんて、どれもくだらないように思えてしまうかもしれないけれども、それでもシルフィードは、なにゆえに、魔法で人々の生活水準が上がっているのにも関わらず、それを「くだらない」の一言で片付けられるのか分からなかった。


 シルフィードは、その理由をエマに尋ねる。


「どうしてエマは、キャンベルの様子がくだらないと思うのだい?」


「どうしてって、そんなことは決まっているだろう。ヴァンパイアの中でも、最高位のQVの私にとっては、この程度の魔法はなんでもない。人間が、サルやカラスが道具を使って食べ物を食べても、それを特別すごいことだとは思わないだろう」


「まあ」


「しかし、キャンベルの全てに興味がないわけではない」


「と言うと、じゃあ、エマはキャンベルのなにに興味があるのだい?」


「それは、辺りから漂って来る、香ばしい肉の匂いだ」


「確かに、そうだね。キャンベルのキッチンは、火を自在に操ることの出来る魔法のキッチンが当たり前で、レストランもたくさんあるからね」


「じゅるり」


 あるいは、魔法の道具を、他の自由都市や国に独占して売って、多額な財をなしているゆえに、高価な香辛料をふんだんに使っていると言うのもある。


 その証拠に、キャンベルのどこにいても、濃いコショウの香りが漂って来る。


 シルフィードは、エマに問う。


「ひょっとして、お腹が空いたのかい? しかし、ヴァンパイアは人間とは身体の構造が違って、基本的には食事を摂らなくても大丈夫じゃなかったっけ? それにも関わらず、エマは肉が食べたいのかい?」


「ま、まさか。そ、そんなわけあるか。肉が食べたいだなんて、ちっとも思っていないぞ。そもそも、人間が食べる肉料理と言うのは、牛や豚などの下種な動物を使っているのだろ? この私に見合う肉は、ドラゴンの肉くらいだろうな」


「そうだろうと思ったよ。と言うか、そもそも、キャンベルの中でも、一級市民街にある高級なレストランで食事なんて出来ないよ」


「うむ。そうだな。贅沢は、よくないな」


「でも、エマは食べなくてもよいから、せっかくキャンベルにやって来たんだし、一食分くらいは贅沢しても大丈夫かな」


「えっ」


 エマは、肩透かしを食らったかのような声を出した。


 シルフィードは、エマに問う。


「エマ、どうしたんだい?」


「いや、別に」


「なら、いいのだけれども」


「阿呆」


「……なにか言ったかい?」


「五月蠅い! 本当は、私の気持ち、分っているだろ!」


 エマは、そう言うなり、シルフィードの肩をぽかぽかと叩いた。


 シルフィードは、なにゆえにエマが、涙目になっているか心当たりがなかった。


 その証拠に、二度言うが、エマを含めたヴァンパイアは、人間が食べるものを受け付けないのである。


 シルフィードは、エマに問う。


「一体全体、どうしたんだい?」


「そんなこと、言わなくても分るだろ?」


「分らないよ」


「じゃあ、私がお前の旅に同行している理由を言ってみろ」


「それは――」


「それは?」


 それは、エマがシルフィードの色んな国の、色んな人の話を蒐集する旅を通じて暇つぶしをする為である。


 その交換条件として、シルフィードは、エマにモンスターが闊歩する旅路の護衛をしてもらっている。


 シルフィードは、エマに言う。


「エマが、暇つぶしをしたいからだろ」


「そうだ」


「だからって、エマは、人間が食べる食べ物は、食べられないのだろ?」


「そうだ。けれども、試してみたいのだ」


「?」


「……なんだ、その、微妙な顔は?」


「いや、ヴァンパイアと言うのは、その、なんと言うか、自分が食べられないものであっても、それを食べたがるのかい?」


「それは、違う」


「じゃあ、どうしてエマは、食べられないものを、食べたがるのかい?」


「それは、あまりにも暇すぎるからだ。ヴァンパイアには、娯楽はない。その証拠に、食事をとらなくてもいいし、睡眠をとる必要もないし、生殖器がないから、子供を増やすことも出来ない。しかし、ヴァンパイアは、退屈に対しての耐性は、まるでないのだよ。そのうえ、不老不死だ。それゆえに、大抵のヴァンパイアは、長くても五百年で生きることに飽きて、自分で自分を封印して眠りにつくか、同族以外の生物に血の継承を行って、事実上死んでしまう」


「ふーん。じゃあ、ひょっとして、人類に敵対しているヴァンパイアは、皆、暇つぶしをする為に、人類を攻撃しているのかい?」


「ああ、そうだ。まあ、人類に敵対しているヴァンパイアは、ヴァンパイアの中でも小数だけれども」


「しかし、となると、エマはヴァンパイアの中でも、凄く長生きと言うことになるね」


「女に年齢を聞くとは、シルフィードは失礼だね」


「え? でも、ヴァンパイアに性別はないのだろ?」


「性別はなくても、趣向ぐらいはあるさ」


 それから、シルフィードとエマはその場から近くにあったレストランで、昼食に洒落込むことにした。


 そして、シルフィードとエマは、希望の料理を注文した。


 十分後ほど経って、ウエイトレスによって、希望の料理がシルフィードとエマの元に運ばれた。


 シルフィードは、注文した料理を口に運び、咀嚼して、飲み込む。


 肉は、口の中に入れた瞬間に溶け、サラダはそのレストラン特製のドレッシングが、その味を引き立てていた。


 一方、エマは。


 エマは、注文した料理を運び、咀嚼して、飲み込む。


 シルフィードは、エマに問う。


「どうだい? おいしいかい?」


「うむ。実に、美味だ」


「それは、よかったよ」


「うっ!」


 次の瞬間。


 エマは、激しく咳き込んだ。


 そして、苦しそうにうめき声を上げる。


「げろげろ」


「うわ、汚い! 吐くなよ」


「う……やはり、人間の食べ物は、私には口に合わなかったようだ」


「だからって、まだ料理が盛られている皿に戻す必要はないだろう。他のお客さんに迷惑だよ」


 しかし、その心配はなかった。


 なぜならば、次の瞬間に、店内に中年の男の怒声と、食器が割れる音が聞こえたからである。


 男は、このレストランのシェフと思われる人に、言う。


「二級市民が、一級市民のレストランで料理を作っているとは、なにごとだ!」


「申し訳ありません!」


「貴様のせいで、わしの舌が穢れたわ!」


「本当に、申し訳ありません!」


 シルフィードは、その様子をぼんやりと眺めていると、エマはその場で立ち上がり、中年の男の下に駆け寄った。


 シルフィードは、エマの手を引こうと思ったが、出来ず、シルフィードはあわてて席を立って、エマを追いかけた。


 エマは、中年の男に言う。


「いきなりの怒鳴り声を聞いて驚いてしまったのだが、どうしたのだ?」


「どうしたもこうしたも、わしが食べた料理がおいしかったからシェフを呼び出して、身元を聞いてみると、なんと彼は二級市民じゃないか! どうして、一級市民が集うレストランの料理が、穢れた二級市民によって作られているなんて、許せん!」


「つまり、あなたは、この料理が穢れていると言いたいのか?」


「ああ、そうだ」


 するとエマは、床に散らばった肉を人差し指と親指を使ってつまみ、それを口に運んだ。


 エマは、中年の男に言う。


「なにも、穢れていない。実に、美味であるぞ」


「なんだと。お前、なぜ二級市民を庇おうとする? さては、お前、こいつと同じ、二級市民だな」


「私は、二級市民ではなく、旅人であるが」


「黙れ! 旅人でも、魔法が使えなければ、二級市民と変わらんエテ公だ!」


「ほう、魔法か。魔法ならば、私の得意分野だぞ」


「なに!」


 エマはそう言うと、床の上で砕け散った食器を集めて、その上に両手をかざした。


 すると、割れていたはずの食器が、黄金に光輝く食器に変身した。


 その様子には、中年の男は驚きを隠せないようだった。


 中年の男は、呆然とした様子で、エマに言う。


「ゴールドを錬成する魔法は、国で定められている魔法レベル4以上の魔法使いであっても、なん十人も集まらないと出来ないはずなのに。あなたは、もしかして、魔法レベル5の所持者ですか?」


「魔法レベルと言うのが、私にはなんのことだか皆目見当がつかないが、ゴールドを錬成するくらい、私にとっては朝飯前だぞ」


「それは、それは」


「…………」


 すると、突然中年の男は、その場で跪いた。


 中年の男は、エマに言う。


「大変、申し訳ありませんでした」


「うむ。私は、構わんが、せいぜいそこのシェフに謝ることだな」


「わ、分りました」


「よろしい」


 それから、エマは中年の男に、シェフに対して謝らせてから、席に戻った。


 シルフィードは、一連のやり取りが、なにか大きな問題に発生する様子はないと見て、安堵の息を吐いた。


 ちなみに、エマは、後でトイレに駆け込んで、食べたものを戻していた。


 シルフィードとエマは、レストランを後にして、キャンベルの一級市民街を歩いていると、不満げにエマは、シルフィードに言う。


「しかし、人間の食べるものは、いくらおいしいとは言っても、私のようなヴァンパイアには一切必要のないものだから困る。それゆえに、食べたら、身体が食べ物を異物と判断してしまって、戻してしまう」


「食べ物が食べられないと言う気持ちは、どう言う気分だい?」


「私が、ヴァンパイアになった最初の数十年は、たいした苦とは思わなかったけれども、次第に生きることに飽きて来ると、それはもう、最悪だね。地獄と言っても過言ではないよ。飢えることは決してないけれども、食欲が全くないと言うわけではないからね」


「そうかい」


 シルフィードとエマが、キャンベルの一級市民街を散策していると、裏路地に見覚えのある男の姿があった。


 彼は、昼食を摂ったレストランで、中年の男に罵声を浴びせかけられていたシェフだった。


 男は、シルフィードとエマの姿を確認するなり、こちらに駆け寄って来た。


 男は、エマに言う。


「先ほどは、庇って下さってどうもありがとうございました」


「別に、構わんよ」


「しかし、きみはこんなところでどうしたんだい? レストランは?」


「それは――」


 シルフィードとエマは、男の事情を聴いた。


 どうやら、男は先ほどの一件で、客に、自分の身元が二級市民であることを知られてしまって、くびにされてしまったらしい。


 シルフィードは、男に問う。


「それは、気の毒だったね。しかし、そもそも、どうして二級市民のきみが、レストランで働けたのだい?」


「それは、一級市民よりも二級市民の方が、支払う賃金が少なくて済むからです。本当は、ダンピング価格で市民を雇うことは、この国の法律で駄目なんですけどね。しかし、それでも働かないと、食べて行けないのですよ」


「なるほど。しかし、人によって賃金の差別をするとは、人間と言うのは、実にくだらんな」


「まあ、でも、それくらいのことは、今ではどこの国でも行われているよ。しかし、この国ほどひどい国は、余り見ないな」


「はい。本当にそうです。ところで、あなたたちは、旅人なんですよね?」


「ああ、そうだが」


「色んな国の、色んな噺を蒐集する為に、旅をしている」


「そうですか。旅人にこんなことをお願いするのは、余りにもふざけているとは思いますけれども、あなたたちは、私たちのレジスタンスに入る気はありませんか?」


「レジスタンス?」


「興味があるね。話してみて」


「はい。まず一からお話しすると、この国のありさまは、おかしいと思いませんか?」

「それは、二級市民が、差別を受けることか?」


「まあ、それしか考えられないだろうね。どうやら、一級市民は、魔法を使うことの出来ない人間は、皆、エテ公としか考えていないみたいだし」


「はい、その通りです」


 男は、キャンベルの現状について説明した。


 どうやら、キャンベルは、昔から魔法使いが優遇される国であったと言う。


 しかし、それは、今ほどではなく、その理由は、そもそも魔法と言うものは、自ら進んで、一人の魔法使いに弟子入りをして、師匠から個別性で魔法の知識を相伝するのを、暗黙の了解で行っていて、それゆえに魔法使いの人口が少なかったからである。


 けれども、ここ五十年で、魔法がビジネスと見られるようになって、魔法使いの育成が、個別制ではなく、一つの学び舎になん十人もの生徒を集めて教育する集団性に移り変わるようになり、魔法使いの人口が増えるようになったのである。


 シルフィードは、男に言う。


「でも、魔法使いの人口が増えると言うことは、いいことなのではないのかい?」


「まあ、人々の生活水準が上がったのは、間違いないからな」


「はい。確かに、魔法使いの人口が上がったおかげで、魔法の技術は格段に上がり、キャンベルは小さな国土とでありながら、大国と比べても対して変わらないほどに、経済的に大きな成長を遂げました。けれども、経済的な大きな成長は、裕福層と貧困層の拡大につながりました」


「そうだろうね。魔法の技術の進歩のおかげで、以前まで人が行っていた作業を、魔法機械が行うようになったからね」


「つまり、人々に職がなくなったと言うわけか?」


「その通りです。しかも、産業が高度化すると、それに伴って、社会は高度な技術を持った人材を求めるわけで、それゆえに、高学歴化がもたらされます。けれども、高学歴化は、子供の教育費の増大につながり、キャンベルの市民の8割以上が、この国の法律では義務教育と定められてあるはずの中等学校以上の学校に進学することが出来ません。そして、キャンベルでは、中等学校以上の卒業資格がない人は、二級市民と定められてしまうのです」


「しかし、魔法の才能が認められたら、国から学費を全額負担してくれるのだろう? 一級市民になりたければ、あるいは、二級市民になりたくなければ、努力をすればいいのではないのかい?」


「シルフィード。多くの魔法を習得している私が言っても説得力はないだろうが、魔法と言うのは、そう簡単に習得できるものではないぞ。この私であっても、一番簡単な魔法を習得するのに、三年もかかったほどだ。よほどの才能があれば、別だが、私が知っている限りでは、魔法を学ぶものは、それこそ、その人の一生をかけて、魔法の修練を積んでいたぞ」


「はい、そうなのです。エマさんでしたっけ? あなたのおっしゃる通り、魔法と言うものは、決して簡単ではありません。同時に一級市民の資格である中等学校の卒業資格を得るのには、もちろん卒業試験があるわけで、それに合格するには、初等、中等学校の勉強だけでは、全く持って足りません。つまり、中等学校を卒業するには、学校以外の、例えば塾に通って、魔法の勉強をしなければなりません。しかし、身元が二級市民の生徒は、学校の教育費を払うだけでいっぱいいっぱいの人がほとんどであるゆえに、とてもではありませんが、塾などでさらに教育費を払うことは出来ないのです」


「なるほど。それが、さらなる二級市民の増加を生んだと言うわけだね」


「ふん、くだらんな。たくさんの人間が不幸になるのならば、別に産業の発展なんてどうでもいいだろうに」


「だから、私の所属するレジスタンスは、同士を集って、近々反乱を起こそうと思っています。反乱して、負けてしまうのは眼に見えています。けれども、もう、私たち二級市民には後がないのです。このまま、一級市民の好きにさせておけば、私たち二級市民は、共倒れしてしまいます。どうか、あなたたちに私たちレジスタンスの協力をしてくれませんか?」


「それは、出来ない」


「私は、シルフィードの意向に従うぞ」


「……そうですか。まあ、そうですよね。あなたたちは、キャンベルとは関係ない、旅人ですもんね」


「…………」


 シルフィードには、迷いはなかった。


 それは、言うまでもなく、シルフィードが彼ら二級市民とは部外者と言うこともあったけれども、シルフィードの目的は、旅をしながら話を蒐集することであって、人助けをすることではないからである。


 旅の目的を、はき違えてはならない。


 それから、シルフィードとエマは、男と別れた。


 シルフィードとエマは、しばらく一級市民街を歩いていると、エマはシルフィードに問う。


「シルフィード。本当に、あれでよかったのか?」


「ああ、あれでよかったよ。僕が彼の味方をすることは、なに一つとして、メリットがないことだからね。噺の蒐集に関しても」


「シルフィードは、利己的な人間だね」


「僕だけじゃなくて、人間って言うのは大抵皆、そんなもんさ。その証拠に、僕とエマにレジスタンスを勧誘したあの男だって、そうだろう? 僕とエマが部外者だって知っておきながら、レジスタンスの勧誘をしていたよ」


「はは。そう考えてみれば、そうだな。やはり、シルフィードと一緒にいると、退屈しないよ。なんたって、いつでも是弱で滑稽な人間が、必死に生きる様が見られるからね」


「それは、よかったよ」

 『魔法使いの国』を読んでくださった方、本当にありがとうございます。

 この小説は、うp主が、「ファンタジー小説と言ったら、やっぱり魔法でしょ」と思って書いた小説です。

 しかし、この小説で、分かる人は、あることが分かってしまうのではないでしょうか?

 と言うのは、この小説が、アリスソフトさんの、『ランス6~ゼス崩壊~』を意識した小説であることを。

 『ランス6~ゼス崩壊~』の主な舞台は、魔法王国ゼスと言う国なのですけれども、ゼスは魔法が栄えている一方で、ほとんど国の制度で、魔法を使うことが出来ない人間は、二級市民と言う低い身分に位置づけられます。

 その制度に腹を立てた、『ランス6~ゼス崩壊~』主人公であるランスは、ゼスのレジスタンスである「アイスフレーム」に招かれて、ランスを筆頭にしてゼスに溜まった膿を流していくのだけれども、ゼスの国力が弱まったところを見計らった魔軍が、さらなる波乱が巻き起こします。

 これ以上、『ランス6~ゼス崩壊~』について語ると、ただのネタバレになってしまうので控えますけれども、『ランス6~ゼス崩壊~』も含めて、ランスシリーズはもちろん、アリスソフトのゲームは、どれも面白いと思います。

 と言っても、うp主個人がプレイしたアリスソフトの作品は、ないのですけどね。

 と言うのも、うp主が持っているアリスソフトのゲームは、先日に買った、『デアボリカ』のみで、他の作品は全て、ゲームのプレイ実況を見ただけなのです。

 けれども、そのプレイ実況は、なん度もなん度も見返しました。

 それゆえに、うp主は、他のゲームをアリスソフトのゲームを基準にしか、ゲームを批評することが出来ない、アリス厨であることを自称しています。……冗談です。

 それはともかく、これからもうp主は、じゃんじゃん小説を投稿するつもりですので、応援よろしくお願いします。

 よろしければ、感想もしくは評価を添えていただければ、嬉しいです。


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