追いかけて
夜空「ええと…?ここどこ!?」
よう、俺は夜空だ。そして絶賛迷子中だ!あの銀の翼をもった鳥が向かった方向に森まで来たが今まで一度もその鳥を見ていない。
夜空「くそっこれだったらちゃんと準備とかしておけばよかった…」
ちなみに今の所持してるものはサバイバルナイフ、ライター、模造剣、板チョコ十枚、カロリー〇イト五箱。なんでこんなにあるかって?
ハハハ!いつも持っていたからさ!!
夜空「って何一人で考えてんだ。てかそろそろ引き返さねぇと夜になっちまう!?」
しかしもう遅かった。夜になり、辺りは闇に覆われていた。
夜空「…はぁ、まぁいつものことか。てことは野宿か…」
馴れた手つきでそこらにある木の枝をかき集め、焚き火をする。
夜空「いや~ひさしぶりに野宿するな~楽しいからOKだけど」
そんな呑気なことを言ってると段々眠くなってくる。
夜空「…やっぱな。しかし、携帯はどこかで落としたみたいだし、結構ヤバイな…?あれは、銀の翼!?」
ふと前を見ると、銀の翼をもった鳥が飛んでいた。それを逃がさんと思い、すぐに追いかける。
夜空「待て!」
しかし、俺は気付かなかった。何故こんな闇に覆われた所で銀の翼が目に入ったのか。只、俺は銀の翼をもった鳥に無我夢中だった。道のない道を走り、銀の鳥を追いかける。
その時から、この物語は動き始める……