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2058年高校 part2

天野さんが説明し終わってリーダーが立ち上がる


「これで全員紹介が終わったな」


終わったって天野さんと孝さんは名前しか言ってないよリーダー;;


「じゃあ任務の説明をする。任務は学校が直接発注するのと自分で発注するのとの2種類がある」


「他に特別な任務はあるんですか?」


一条さんが手を挙げて質問した


「他に特殊なのもいろいろあるがそれはその時に呼び出しがかかるから


説明できない事情があるかもしれないからな」


他にも色々あるのかー、なんか楽しそうだな


「次はチームの説明だ」


「チームって今このチームじゃなくてですか?」


これは私だ


「ああそうだ、っていっても2,3年のチームで1年はそれに入るようになってる」


「1年でも作れるんですかっ?」


文が身を乗り出して質問する


「てめぇら・・・・」


「抑えろ孝。文、1年じゃチームは作れないわかったか、うかれるな」


「ご、ごめんなさい」


「甘ぇぜ達也、こんなやつらに甘くするな


そんなんだからカノンがあっち側に・・・」


「黙れ。孝」


ーッ、達也さんから殺気がする


未熟な自分でもわかる。すごい殺気だ


「孝落ち着け、少し言いすぎじゃないのか?1年が怯えてるぜ。まったく」


「そうよ孝、いつもあんたは一言多いのよ」


「……ちっ勝手にしろ。達也、俺は先に行ってるぞ」


そう言って孝さんは扉に向かう


「孝…ああわかった俺も後で行く・・・お前ら悪いな、あいつも悪気があったわけじゃないんだ」


「い、いえ別に私は・・・」


………怖かったけど


「すまない、チームは今日の6時に発表だ,送れずに行く事」


「は、はい、わかりましたリーダー」


「今からは高校内と寮の中を案内する」


「案内ですか?」


これは一条さんだ、そこでレンさんが立って


「案内は私がするから…達也あんたは行って」


「助かる…レンありがとな」


そういってリーダーは出て行った


「あの馬鹿共はほっといて私が説明するわ


案内って言っても大した事はしないんだけどね


部屋の案内と使い方ぐらいよ」


「すいませんいいですか?」


今まで一声もしていなかった天野君が手を挙げた


……てかいたんだ


「何でも答えるぜ言ってみろよ?」


拓斗さんが答えた


「助かります。さっきの孝さんの荒れ様を教えて欲しいのですが」


「さっきのは気にすんな。孝は口は悪いが根がいい奴ださっきのも注意したかっただけ…だと思うよ?」


「意外とあいまいですね?」


「すまん…俺もあんまり知らないんだレンはなんか知ってるか?」


「孝のことを知ってるのは達也とライカと支部長だけよ、あとは新日本の権力者ぐらいかしら」


「レンさんライカさんって?」


「あぁライカはもうすぐ会うわよ。簡単に言えばこのE班のオペレーターね


任務中に情報とか送ってくれる役よ、今から会いに行くからね」


「そうなんですか、他にもここにいないE班っているんですか?」


「他にはいないわ、担当の先生とかはちょくちょく変わるからね」


へぇ、担当の先生もいるんだ


「じゃあ、ココ出ましょうか。寮の案内をするわ」


「はーい」


皆椅子から立ち上がって扉へ向かった


      ▽▽▽▽▽▽


集会所から皆出て来て拓斗さんが指を上に差して言った


「お前ら!!今から俺をリーダーに探検…ぐぁ」


レンさんが拓斗さんを蹴り飛ばした


「邪魔よ馬鹿、あんたは列の一番後ろに行きなさい」


「そんな~お願いしますレン様ぁ~」


拓斗さんがレンさん泣きついている


ははは…探検って(笑)


「じゃあ拓斗は私の後ろに続いて」


「…はい、わかりました」


しょげてるよ拓斗さん、レンさんと拓斗さんって一体どういう関係なんだろう?


「じゃあ今から案内をするわ、私に着いて来てまず管制塔に行くわ」


「来夏さんはそこに?」


「ええ一条君、来夏に会いに行くのよ、きっと喜ぶわ」


「じゃあ行きましょう」


私達は管制塔につながる廊下を進んでいった


私達は歩きながら皆で話し合った


文さんは子供っぽいが頑張り屋なところがある


一条君はしっかりしていて1年のまとめ役になりそうだ


天野君は無口だけどなんかすごい雰囲気がある、昔なんかやってたのかな?


レンさんは面倒見がよくてこのチームの第二まとめ役らしい、第一は達也さんだが


ほっとくと拓斗さんと黒羽さんが喧嘩してしまうらしい


拓斗さんはレンさんが言うには気分屋らしい絶好調のときに1人で戦場の『奴ら』を


一掃した事があったけど悪いときに死に掛けたらしい気を付けてもらわなきゃ


          ▽▽▽▽▽▽▽▽


しばらく歩くと道が変わって管制塔に着いたらしい


さらに奥に進むとニタが何十台とある部屋に着いた


そこにショートヘアの身長150位の女の子がこっちを向いていた


≪ようこそ管制塔へ、チーム『E』の皆!私がオペレーターの木葉来夏なのだー≫


マイクを片手にウインクしながら私達の方を指差した


「あははー驚かせてすまないなのだー」


「ようライカ久しぶりだなー」


「久しぶりなのだタクトー」


拓斗さんに抱きついた。しかし近くで見れば見るほどちっちゃいなぁ


この時代は品種改良されたドライフルーツ等の食品を食べさせる事で成長を格段に増すことができる。


他には視力回復や損傷した腕なども数十分で直せたり、魔法をボンボンだせたり


脳内訓練もできるこのご時世にこの身長は珍しいと思う


来夏さん実は小学生だったりして(笑)


「紹介はしたみたいだけど改めて説明するわ。この子は『木葉来夏なのだー』よ


ちょっとライカ間に入らないでよ」


「だって説明するなら私がしたいのだー『ちょっとライカ!!』黙っててほしいのだレン」


そういってレンさんの口になんか貼り付けた


レンさんはもがいてがんばって外そうとしている


「はっはっはー、自作のくっつく君なのだー被害者側には外せない仕組みになっているのだー


それで私にまだ歯向かうと言うのなら耳を鼻も体全体も縛り付けてやるのだー」


さらっと恐ろしい事言うなぁ


「さて邪魔が入ったけど私の仕事は武器の改良、強化、修理やメンテ、その他もろもろと


モニタで支援と情報を送る役を担当するのだー」


「こんにちは、ライカさん1年の」


「言わなくていいのだ、全員名前知ってるから。柴田優香ちゃんに紺野文ちゃんと天野優一君に一条裕也君」


「全部記憶しているんですか?すごいですね」


「あはは、それほどでもー」


そこで文さんが手を挙げた


「来夏さんはレンさんと拓斗さんとどんな関係なんですか?」


「タクトとレンは1年から一緒で可愛がって貰ったのだー」


まぁ予想はしてたけど・・・


変わった人だけど楽しくやれそうだな


皆個性が豊かというか偏ってるというか一条君は少しはわかるけど天野君は謎だなぁ



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