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鮮やかな赤い髪とピンクの瞳、華やかなドレスを纏う。
それがこの私、プリシラ・ランベリー。
今日は年に一度開かれるパーティーへ参加しているのだけど。
「ねえ見て、あれランベリー家の娘ではなくて?」
「あらほんとだわ。”悪役令嬢”がここにいるのは場違いではなくてよ?」
釣り目で高身長、かつ大人びた容姿せいなのか世間で私はこう呼ばれている『悪役令嬢』と。
そのせいであることないこと噂されとても困っているわ。
斜め後ろのご令嬢二人は私を冷やかすようにくすくす笑う。
まあ、好きに言わせておけばいいわ。
それよりも、どこを見渡しても周りは若いご令嬢ばかり。でも、そこに自分も招かれるとは思わなかったけど。
「プリシラ、ここに居たのか」
そこに現れたのが私と同じ赤髪に澄んだ青の目をした兄、ジェード。
今日は保護者として一緒に参加しているのだけど。
「にしてもお兄様ったら過保護ね、わざわざ妹の社交パーティーへ礼装服着
てついてくるんだから」
「だからこうして様子を見に来てるんだろう?それより、楽しまなくていい
のか?」
「楽しむも何も‥‥ね」
だけど周りの視線が気になりすぎてパーティーを楽しむどころではなかった。
「プリシラ、周りなんか気にせず楽しめ」
そう言ってお兄様は軽く私の頭をポンポンする。お兄様は昔から悪役令嬢と呼ばれからかわれてたのにも関わらず寄り添ってくれた。
「そういえばあっちのテーブルにお前が好きそうなケーキがあったが‥‥食べ
に行くか?」
「ケーキ!?勿論、食べに行くわ!!」
その後、私はお兄様と一緒に美味しくケーキを頂きパーティーを楽しむ。




